Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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比較文化論B II コルネーエヴァ スヴェトラーナ
選択  2単位
【日本文化】 14-1-1310-2707-10

1. 授業の内容(Course Description)

 後期は喧嘩・決闘・敵討の慣行を題材に、名誉意識に焦点を当てて、具体的な事例の分析を通して、日本の武士と西欧の軍人文化の一側面について学んでいく。東西の軍人の特有な慣行の比較を通して、文化の普遍性と特殊性について考察する。
 授業形態は講義を中心としているが、受講生が関心をもつテーマについて講義中にミニ議論を適宜行う予定である。なお、講義内容は必要に応じて変更することがある。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 日本と西欧の軍人の喧嘩・決闘の慣行について学ぶことを通して、東西の軍人エリート文化間の共通点と相違点を見出すことを目的とする。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席20%、授業中の参加20%(授業ごとの考察の記入を含む)、レポート60%
 *詳細は初回の授業で説明する

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 講義でプリントを随時配布する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 各回の講義の内容について、参考文献を参照するなどして、よく復習すること。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 継続的・積極的な受講を期待する。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 講義の概要と課題(春期の復習)
【第2回】
 名誉の概念
【第3回】
 武士道と名誉
【第4回】
 日本における喧嘩の歴史(喧嘩両成敗法など)
【第5回】
 喧嘩(事例研究)
【第6回】
 敵討
【第7回】
 赤穂浪士事件(1)
【第8回】
 赤穂浪士事件(2)
【第9回】
 ヨーロッパの決闘(1)
【第10回】
 ヨーロッパの決闘(2)
【第11回】
 ヨーロッパの決闘(事例研究)
【第12回】
 18~19世紀のロシアの貴族の決闘(概要)
【第13回】
 18~19世紀のロシアの貴族の決闘(原因);プーシキンの決闘
【第14回】
 東西の名誉意識の比較
【第15回】
 全体のまとめ