1. |
授業の内容(Course Description) |
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各時代における言語資料(狂言台本『版本狂言記』やキリシタン資料『天草版伊曽保物語』『天草版平家物語』、江戸時代の『浮世風呂』、現代日本語談話資料など)を用い、日本語の言語的特徴・歴史的変化について分析を進める。演習を通じ、言語資料の扱い方を身につける。演習では、質疑応答・コメントシートなどを用い、積極的な意見交換を行う。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・テキストを言語資料として読むことによって、過去の日本語の姿および現代日本語に至るまでの歴史的変化を理解する。 ・テキスト本文の内容をできるだけ正確に理解する。 ・テキストに描かれた社会・文化・民俗に関する知見を得る。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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演習発表内容(30%)と出席(40%)、レポート(20%)、質疑など授業への参加状況(10%)で成績評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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授業ではプリントを配布する。参考文献は、授業時に提示する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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演習は、自分でテーマを考え、調査・分析する授業である。演習発表では、十分な準備が求められる。この準備については、レポートも同様である。また、演習の予習・復習は必須である。(発表準備以外でも、日本語学に関する本を読むことが求められるので、)頑張って授業についてきてもらいたい。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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電子辞書を持ってくることが望ましい。古典文法に関する基本的知識は特に要求しないが、積極的な授業参加を求める。 学生の活発な質疑応答を重視しているため、演習参加者には相当の発表準備及び意見交換が要求される。意欲のない学生の場合、そもそもこの演習についていくことが難しい。演習参加者は十分な覚悟を持って受講してほしい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 言語資料とは 【第3回】 レジュメの作り方・研究の仕方 【第4回】~【第14回】 発表と討論 【第15回】 まとめ
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