Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
授業づくりと指導法研究 III (総合系) 向山 行雄
選択  2単位
【教職大学院】 14-1-1331-1957-12

1. 授業の内容(Course Description)

 授業は、複数の教員によるティーム・ティーチングの形態で行う。
 「生活科」や「総合的な学習の時間」の創設の背景や理念を踏まえ、横断的・総合的な学習や探究的な学習、協同的な学習という視点を持った授業づくりの意義や方法を理解する。また、実習校や所属校での経験を基に実践可能な指導計画を立案することを通して、生活科・総合的学習の時間の実践能力を育成する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 〈A類学生〉
  先進校や実習校の「生活科」「総合的な学習」の授業実践の具体的な事例を手がかりにしながら、授業づくりに必要に要素を理解し、実践的な指導計画を作成することを通して、実践的・研究的な能力を習得する。
 〈B類学生〉
  自身が所属する学校の「生活科」「総合的な学習」の授業実践の具体的な事例を手がかりにその成果と課題を分析し、改善案を作成する。また、A類学生の作成した指導計画案について生活科・総合的な学習の時間の目標を踏まえながら、適切に指導・助言する能力を習得する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 課題として設定されたことの発表や討論の姿勢、指導案やレポートなどを基にして総合的に評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:特定のテキストは使用しない
 参考書 :
  文部科学省『小学校学習指導要領』『小学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編』
       『小学校学習指導要領解説生活科編』
       『中学校学習指導要領』『中学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編』

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 関連する書籍、資料を読む、調べる。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ・主体的に学び、深く追究する姿勢を持つこと。
 ・実習校(A類学生)や所属校(B類学生)の実践を基に討議する機会があるので、それらの資料の収集を行うこと

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 学校教育における「総合系」の意義や課題について、これまでの経験を基に討論する
【第2回】
 生活科や総合的な学習の時間の創設の背景とその理念
【第3回】
 生活科・総合的な学習の時間の学習課題について
【第4回】
 学習対象『国際理解』という視点からの指導について
【第5回】
 学習課題『環境』という視点からの指導について
【第6回】
 学習課題『福祉』という視点からの指導について
【第7回】
 学習課題『食育』という視点からの指導について(1)
【第8回】
 学習課題『食育』という視点からの指導について(2)
【第9回】
 学習課題『消費生活』という視点からの指導について(1)
【第10回】
 学習課題『消費生活』という視点からの指導について(2)
【第11回】
 生活科・総合的な学習の時間における指導の在り方について議論
 子どもの関心を喚起し、探究的・協同的な学びの実現について
【第12回】
 先進校の教師から実践報告を聞き、実践報告を基に指導の在り方について討議する
【第13回】
 A類学生は実習校の実践例を基に、分析し指導案を作成する
 B類学生はこれまでの経験を踏まえ、実践可能な計画案を作成する
【第14回】
 実習校の実践例の分析報告及び計画案報告と討論
 A類学生は実習校の実践例を基に作成した指導計画を報告
 B類学生はこれまでの経験を基に作成した計画案を報告
【第15回】
 これからの生活科・総合的な学習の実践上の課題と展望をまとめる