Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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教育学 I 三石 初雄
【Ⅱ】  2単位
【Ⅱ 人の心と思想を学ぶ】 14-1-1331-3779-05

1. 授業の内容(Course Description)

 教育学は教員を養成するための学問と思われるかもしれませんが、教員養成のためにも役立ちますが、それだけではありません。学校だけではなく、家庭や社会、さらには企業などにおける教育について、また、子どもや人間について広く学ぶ学問です。
本科目では、1年配当必修科目として、教育学部で学ぶ教育学とは何か、また教育学部で学ぶことのできる教育学の諸分野についてその概要と魅力を、各分野専門の教員が講義していきます。そのため、講義はいくつかのテーマについて扱っていくことになります。この講義を通じて、教育学部で何を学んでいきたいのかを考え、自分の追究したい主題を発見してほしいと考えています。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

①広く教育学の諸分野について学び、教育とは何か考える。
②これまでの「学び」を振り返り、これからの「学び」の可能性について考える。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 平常点60%(毎回の講義で課題が示される)、講演会への参加・最終回でのまとめの課題等40%で総合的に評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストは用いません。参考文献は、授業の中で随時紹介します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

①講義内で紹介された参考文献を積極的に入手して読んで下さい。
②帝京大学図書館(MELIC)Webサイトのトップページにある「先生の本棚」、教育学部・教職大学院教員推薦図書リストから先生方が勧める本を積極的に読み、教育の幅広い分野について知識や考えを深めていって下さい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 高校までと違って人数の多い教室で、毎回のように異なる先生の講義を聴くことになりますので戸惑うかもしれませんが、各主題の講義から、本学部でどのようなことを学んでいきたいのか視野を広げて考えて下さい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

 本科目は教育学部1年生全員が履修するため、教育文化学科、初等教育学科初等教育コース、初等教育学科こども教育コースの3つのグループに分かれて授業を受けます。グループ毎に教室・講義内容・順序等が異なるので、自分の学科・専攻の講義を履修して下さい。なお、各回の担当教員や詳細等については初回の講義で示すので欠席することのないようにして下さい。
【第1回】
 オリエンテーション 教育学部で学ぶということⅠ~教育学とは何か~
【第2回】
 生涯学習学入門Ⅰ(教育というイメージから教育を捉える)
【第3回】
 生涯学習学入門Ⅱ(教育と学校)
【第4回】
 学校教育学入門Ⅰ(なぜ、学校は創られたか1)
【第5回】
 学校教育学入門Ⅱ(なぜ、学校は創られたか2)
【第6回】
 保育・幼児教育学入門Ⅰ(表現と認識、その意味と必然性を探る)
【第7回】
 保育・幼児教育学入門Ⅱ(学力を考える)
【第8回】
 多文化教育・日本語教育学入門Ⅰ(国際学力調査から考える1)
【第9回】
 多文化教育・日本語教育学入門Ⅱ(国際学力調査から考える2)
【第10回】
 教育心理学入門Ⅰ(ひと・教師の熟達化過程から考える1)
【第11回】
 教育心理学入門Ⅱ(ひと・教師の熟達化過程から考える2)
【第12回】
 特別支援教育学入門Ⅰ(発達及び学習の理論から考える1)
【第13回】
 特別支援教育学入門Ⅱ(発達及び学習の理論から考える2)
【第14回】
 まとめ 教育学部で学ぶということⅠ~再び教育学とは何か~ 
【第15回】
 特別講義