1. |
授業の内容(Course Description) |
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体育教育における球技の占める位置は大きく、体育を指導する教師は、球技指導に関わる機会は少なくないといえる。数多くの球技種目の中で、小学校(ソフトバレーボール)、中学校・高等学校のネット型球技(小学校:ボール運動)の代表的なバレーボールの基本的な技術の習得及びその指導法、ゲームを進める上で必要となる基本的な戦術について学習する。授業では、グループに分け、指導的内容(教育現場に取り入れる際に留意すべき事柄や方法)を検討しながら進める。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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バレーボールの構造を理解するとともに、国際競技規則を踏まえながらも、発達段階に適したルールの工夫ができまた、基本技術の習得と指導に必要な技術を身につけることが目標となる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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指導者(教員)として、①基本的な技術(パス、スパイク、サービス)の習得(30%)、②ゲーム中の合理的位置取りと技能発揮(30%)、③時間配分と内容を検討し、実践場面を想定した内容等を提示することができる計画及び工夫(40%)
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考文献 『最新バレーボールコーチ教本』日本バレーボール協会 (大修館書店)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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個人の基礎技能(特に、オーバーハンドパス及びアンダーハンドパス)を高めるためには、授業以外にも取り組む必要がある。また、授業で実践・紹介できない練習方法が数多くあり、授業内容と連動して自主的に学習してほしい。また、指導計画(指導案)を作成できるよう、実技力のみならず、体育学習指導のための予習・復習をすること。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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指導者を意識した、服装、態度(安全・社会的)で望んでほしい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション バレーボールの構造及び基本的ルールの理解 【第2回】 基本技術導入への活動(オーバーハンドパス・アンダーハンドパスの習得に向けて) 【第3回】 オーバーハンドパス・アンダーハンドパス(個人から集団~連携へ) 【第4回】 サーブ及びパスゲーム 【第5回】 パスを中心とした練習方法の工夫・紹介 【第6回】 サーブ及びサーブレシーブフォーメーションの実践と練習法 【第7回】 スパイク動作及びサーブレシーブからの攻撃に向けた実践と練習法 【第8回】 試しのゲーム①(含:サーブ実技テスト) 【第9回】 ルールの理解と審判法、試しのゲーム②(含:審判法) 【第10回】 スパイク及びブロッキング動作と練習法 【第11回】 実践を踏まえたスパイク練習法とトス(セッターの動きとトスの種類) 【第12回】 ゲームを中心とした練習課題の提示と学習カードの作成と実践(サービス及びサービスレシーブ) 【第13回】 ゲームの進め方(運営)を中心とした学習カードの作成と実践(記録の方法と評価) 【第14回】 各ポジションの役割遂行及びフォーメーションに関する実技評価 【第15回】 まとめ
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