Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
教育心理学 山村 豊
選択必修  2単位
【教育文化】 14-1-1333-3085-05

1. 授業の内容(Course Description)

 教育心理学の対象となる領域のうち、教育心理学の基礎(教育心理学史、学習、認知、動機づけ)を概観したのち、学習指導、教育評価、学級集団についての先行研究を中心に概観する。それらを通じて、今日の学習指導や評価、学級経営の問題点や課題について考察していく。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 選択必修科目『感性と知性の心理』や教職に関する科目『心身の発達と学習過程』で習得した学習、認知、動機づけについての心理学的知見を踏まえつつ、学習指導、教育評価、学級経営の心理学諸理論を理解できる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業の受講態度、授業中に実施する小課題、学期末テストを総合して評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:青木智子・山村豊(編著)2013 『子どものための心理学』 北樹出版
 参 考 書:多鹿秀継(編著)1999 『認知心理学からみた授業過程の理解』 北大路書房

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 授業前に、テキストの講義内容が記載さている箇所を、簡単に、読んでおく。
 授業後、ノートとプリントをまとめ、授業内で分からなかった点を後日質問すること。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 教育心理学の中でも応用的側面を取り上げる。教育心理学の基礎的領域(教育心理学史、学習、認知、動機づけ)についての詳細は選択必修科目『感性と知性の心理』で詳細に取り上げるため、『感性と知性の心理』と併せて履修すると、学習効率は飛躍的に高くなる。また、教員採用試験教職教養「教育心理」を強く意識して授業を行う。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ・授業ガイダンス
 ・教育心理学の基礎(1)教育心理学史
【第2回】
 ・教育心理学の基礎(2)学習と認知
【第3回】
 ・教育心理学の基礎(3)動機づけ
【第4回】
 ・学習指導(1):学習指導の条件
【第5回】
 ・学習指導(2):学習指導の方法
【第6回】
 ・学習指導(3):学習指導の実際
【第7回】
 ・学級集団(1):学級集団の形成
【第8回】
 ・学級集団(2):学級集団の構造
【第9回】
 ・学級集団(3):学級集団における人間関係
【第10回】
 ・学級集団(4):学級集団の指導
【第11回】
 ・教育評価(1):教育評価の方法
【第12回】
 ・教育評価(2):教育評価の用具
【第13回】
 ・教育評価(3):評価資料の処理と解釈
【第14回】
 ・教育評価(4):教育評価のための統計法
【第15回】
 ・試験とまとめ