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授業の内容(Course Description) |
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1年ライフデザイン演習での学校訪問の経験やボランティア活動の経験を活かし、さらに深く学校・授業・児童を理解するための、授業観察とその振り返りを学びの中心とした授業です。 15回の授業のうち、6回分を帝京大学小学校訪問、そこでの授業観察に充てます。したがって、9月(大学の夏季休業期間中)に集中講義形式で開講をします。 ①テーマを持って授業・児童を見る、その視点の形成の仕方。 ②観察を通して得た知見を振り返り、理論化する方策など、いわば「実践と理論の往還」の方法の基本を学ぶ授業です。3年生・4年生で教育実習に行く際にも必ず役に立つ内容だと考えます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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①授業を中心とした学校現場の実地観察を行い、授業観、児童観を主とした知見を得ることができる。 ②観察した知見を振り返り、検証する作業を通して、「授業で行われていること」を理論としてまとめる方策が分かる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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①授業観察とその振り返り、まとめの発表とレポート。 ②グループディスカッションの様子とそこでの参加態度などを中心に評価を行います。 なお、集中講義・観察実習中心の授業ですので、観察実習に欠席した学生の評価はしません。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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授業の中で指定をします。 参考文献: 日比裕・的場正美 編著(1999)『授業分析の方法と課題』黎明書房。 的場正美・柴田好章 編著(2013)『授業研究と授業の創造』渓水社。 サルカール アラニ モハメッド レザ(2009)「学校改革における授業研究の未来-星城中・高等学校の授業改善の新たな展望-」『中等教育研究部紀要 学校法人名古屋石田学園』第1巻、3-25頁。 次山 信男・小林 宏己 編者(1989)『授業記録のとり方活かし方―よい授業づくりの基盤と形成』東洋館出版社。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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集中講義形式で実施するため、「その日の観察はその日のうちにまとめ、考察する」という学習方法が求められます。むろん、授業観察後に「振り返り」の時間は取りますが、グループディスカッションを含め、90分で終わらせることは難しい内容です。従って、授業終了後には共同作業も含め、積極的な時間外作業が必要となります。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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学校訪問の関係で、授業参加人数の上限は40名です。履修希望者が多数の場合は2年生を優先として抽選をします。抽選は第一回目のガイダンスで行いますので、初回欠席者は履修できません。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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初回 4月 ガイダンス~本授業の目的と概要、授業の進め方と履修登録の方法など 【第1日目:9月16日(火)】 授業観察に当たっての事前指導、校長講話、グループ討論など(1、2、3回) 【第2日目:9月17日(水)】 授業観察(9:00~12:15)大学2コマ分 当日のまとめとリフレクション、翌日観察の準備 大学1コマ分 (4、5、6回) 【第3日目:9月18日(木)】 授業観察(9:00~12:15)大学2コマ分 当日のまとめとリフレクション、翌日観察の準備 大学1コマ分 (7、8、9回) 【第4日目:9月19日(金)】 授業観察(9:00~12:15)大学2コマ分 当日のまとめとリフレクション、翌日観察の準備 大学1コマ分 (10、11、12回) *第2日目~第4日目は、午前中小学校訪問(小学校4時間の授業観察)、午後はまとめで3コマ分の授業となる *途中昼食休憩を入れる *3限は大学教員による授業 【第5日目:9月27日(土)】 午前2コマ グループによる発表と最終指導 午後1コマ 全体の振り返りとまとめ (13、14、15回) 「注」:①内容は、講義の進度や受講者の希望・状態によって、予定を変更することがあります。 ②この授業は、9月に開講される授業ですが、前期の授業となります。したがって、春に履修登録をしなければなりません。そのためのガイダンスを以下の通りに実施します。 履修を希望する学生は、このガイダンスに出席し、授業の内容をよく聞いた上で履修登録をして下さい。なお、履修を希望する場合、上に記した9月の日程は今から予定を入れておき、他の用事を入れないこと。 記 1.ガイダンス日時4月14日(月) 5限(4:30~) 2.教室本館42教室 3.持ち物特になし(このプリントを持参すること) 4.内容 ①観察実習の内容(および意義) ②授業履修に当たっての諸注意 ③履修登録の方法について ④その他
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