Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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伝統文化研究(武道) I 中里 祥雄
選択  2単位
【日本文化】 14-1-1334-0392-05

1. 授業の内容(Course Description)

 武道は、武士たちが戦場で命をかけ、敵と闘い勝ち残るために鍛錬し修得した戦いの技術であったが、時代、社会の変化とともに、稽古を通しての人間教育(道)がその目的となった。
 この道の思想の成立により、教育・文化としての武道が確立された。各種武道の歴史、理念と若干の実技(居合道・礼法・作法)とDVDにより日本の伝統文化として発展した武道の特性を理解する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 武道が日本の伝統文化(道の文化)であること、武芸・武術から仏教、神道、儒教の影響を得て武道へ、その歴史と理念より武道の概念を理解する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業回数の3分の1以上の欠席者については単位修得ができない。
 受講態度40%、試験、課題レポート60%

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 資料を配布する。現代語訳 武士道 山本博文訳・解説(ちくま新書)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 配布資料による予習と復習

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 実技については、運動のできる服装を準備すること。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス(授業方針を中心に諸々の取決めについて)
【第2回】
 武道の成り立ち
【第3回】
 武士・おこりと教育
【第4回】
 武士道・葉隠
【第5回】
 居合道を知る(歴史・伝統・教育・思想)
【第6回】
 居合道を体験する(道場)
【第7回】
 居合道を体験する(礼法)
【第8回】
 居合道を体験する(技)
【第9回】
 武道と古武道
【第10回】
 武道の修業・稽古
【第11回】
 武道の理念・概念
【第12回】
 空手道を知る(歴史・伝統・教育・思想)
【第13回】
 空手道を考える
【第14回】
 日本人と武道
【第15回】
 まとめ 試験