Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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史学概論 I 本田 毅彦
必修  2単位
【史】 14-1-1340-0483-06

1. 授業の内容(Course Description)

 歴史学の様々な潮流について、概観します。歴史学は、現在、重要な転換点に立っている、と考えられています。この授業では、まず、世界の歴史学界において、今、歴史学のありようそのものについて、どのような問い直しが行われているのかについて紹介します。ついで、近現代の歴史学の歩みを強く規定してきたと考えられる、国民、国家という概念について深い思索を行った人々(共産主義者たち、ゲルナー、アンダーソン、スミス)の活動を取り上げ、論じます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 歴史学のありようについて広い知見を持ち、自らもそれについて考えを進めていけるような、「知的装備」を身につけてほしいと思います。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 学期末に、授業内容に関する論述形式での試験を行い、成績評価の基本にします。出席状況も注視します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 参考文献を、授業中に紹介します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 授業中に紹介された研究書や、自分でみつけた講義内容に関連する文献を読み、自発的に勉強を進めることを期待します。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 講義科目ですが、授業への積極的な参加を歓迎します。わからない部分、より立ち入った説明を聞きたい部分があれば、授業中でも挙手をして質問して下さい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 授業内容について、ガイダンスを行う。
【第2回】~【第4回】
 「現代の歴史学の課題」について、論じる。
【第5回】~【第7回】
 「ナショナリズム論-共産主義者たち」について、論じる。
【第8回】~【第10回】
 「ナショナリズム論-ゲルナー」について、論じる。
【第11回】・【第12回】
 「ナショナリズム論-アンダーソン」について、論じる。
【第13回】・【第14回】
 「ナショナリズム論-スミス」について、論じる。
【第15回】
 前期をまとめ、試験を行う。