Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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西洋史概説 II 森谷 公俊
必修  2単位
【史】 14-1-1340-0538-04

1. 授業の内容(Course Description)

 近世から現代までの西洋史から基本的な主題を取り上げ、テーマごとに代表的な歴史家の著作や関連史料を読みながら解説する。世界史教科書のたった一行の記述の背後に、どれだけ長い研究が横たわっているかを理解してもらいたい。
 20世紀の歴史については、現在の私たちが直面している課題とのつながりに重点をおく。過去を対象とする歴史学が、実は未来を生きるためにあるのだということを理解してもらいたい。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 歴史学上の重要な著作と関連史料を自分の目で読んで理解し、その内容を自分なりの文章で的確に表現できること

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席(授業内レポート)20%、2回のミニレポート40%、定期試験40%
 ミニレポートを一度も提出しなかった者には、定期試験の受験資格を認めない

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 毎回プリントを配布する

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 各回の授業で指示する

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 授業内レポートの提出をもって出席点とするので、毎回休まずに出席すること
 授業中に携帯電話を鳴らしたら、その場で起立させて謝らせる

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ルネサンスと人文主義
【第2回】
 宗教改革と宗教戦争
【第3回】
 大航海時代:ラス=カサスの闘い
【第4回】
 絶対王政の統治構造:ルイ14世を中心に
【第5回】
 資本主義の形成と世界システム
【第6回】
 大西洋革命:アメリカ独立とフランス革命
【第7回】
 国民国家の成立と伝統の創出
【第8回】
 帝国主義と植民地体制
【第9回】
 社会主義思想の登場:マルクス『資本論』を読む
【第10回】
 オリエンタリズム:東洋に対する西洋人のまなざし
【第11回】
 女性史とジェンダー
【第12回】
 ナチズムとホロコースト
【第13回】
 戦争と平和の20世紀
【第14回】
 原爆はなぜ投下されたか
【第15回】
 原発を超えて:フクシマの歴史的位置