Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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日本史特殊講義7C- II 小山 俊樹
選択必修  2単位
【史】 14-1-1340-2706-06

1. 授業の内容(Course Description)

 本講義は、近現代における日本政治史を扱う。具体的には、日中戦争の勃発から第二次世界大戦の敗戦にいたる日本政治の動向を、日本政治の特質、および対外関係と経済変動などの視点から講義し、現代に通じる課題を提起していく。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 受講生各位が近現代日本の歴史に関心をもち、昭和戦時期の政治・外交・経済の概略を説明できるようになること。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 試験の成績を重視する。さらに講義での出席を求め、総合的に評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 (参考文献)
  升味準之輔『日本政治史』3(東京大学出版会、1988年)
  林茂・辻清明編『日本内閣史録』4(第一法規、1981年)
  有馬学『帝国の昭和』(講談社学術文庫、2010年)
  筒井清忠『近衛文麿』(岩波現代文庫、2009年)
  藤井讓治・伊藤之雄『日本の歴史―近世・近現代編』(ミネルヴァ書房、2010年)
  その他、授業中に適宜指示する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 講義内で示された文献や、関連事項を扱う書籍を読み進めること。基本事項確認のため、概説書などを参照してもよい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 本講義は、細かい年代や事象の暗記を目的とするものではない。講義内容をもとに思考を重ね、自分自身の感想を持つようにしてほしい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス・講義内容などについて
【第2回】~【第4回】
 第一次近衛文麿内閣―日中戦争の混迷と戦時体制の構築
【第5回】・【第6回】
 平沼騏一郎内閣―ヨーロッパ情勢の変化と日本
【第7回】・【第8回】
 阿部信行・米内光政内閣―現状維持派の限界
【第9回】~【第11回】
 第二次近衛文麿内閣―近衛新体制・三国同盟・日米交渉
【第12回】~【第14回】
 第三次近衛文麿・東条英機内閣―日米開戦への道
【第15回】
 まとめ・最終講試験