1. |
授業の内容(Course Description) |
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昭和戦前期に政治化した軍の実態と、大東亜戦争(太平洋戦争)における戦争指導と戦略の失敗、そして戦前の反省の上に創設された自衛隊の実相について講述する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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軍事組織の本質について理解するとともに、戦前の軍と戦後の自衛隊との非連続性についても理解を深める。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席を重視し、期末試験と併せて総合的に評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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【テキスト】 戸部良一『逆説の軍隊』(中公文庫) 戸部良一ほか『失敗の本質』(中公文庫)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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事前にレジュメ等を配付するので、それをよく読んでおくこと。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業では個別的なテーマに関し、より専門的な参考文献を紹介するので、興味を持ったテーマについては、そうした文献にもチャレンジしてほしい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 政軍関係論(1)-ハンティントン 【第2回】 政軍関係論(2)-ファイナー、ステパン 【第3回】 国家改造運動 【第4回】 統制派と皇道派 【第5回】 満洲事変と軍 【第6回】 支那事変(日中戦争)と軍 【第7回】 政治関与と幕僚政治 【第8回】 独断専行と幕僚統帥 【第9回】 大東亜戦争(太平洋戦争)の戦争指導 【第10回】 英米の戦争指導 【第11回】 自衛隊の創設 【第12回】 日米安保体制 【第13回】 防衛力整備計画から防衛計画の大綱へ 【第14回】 PKO 【第15回】 冷戦後の自衛隊
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