1. |
授業の内容(Course Description) |
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現在起こっている様々な地球規模での環境問題に関して、自然科学的なメカニズム、その歴史と現状、またそれへの社会的対応を解説する。トピックとしては、生物多様性の保護、有害物質による環境汚染、持続可能な発展(Sustainable development)論、環境関連の国際条約などをとりあげる。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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最大維持可能収穫量理論の理解。自然保護地域設定の理念の理解。化学物質などの環境リスク対応の課題の理解。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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小テストを2回程度おこない、その結果をもとに評価します。出席などクラス参加も加味することがあります。なお日程は講義の進み具合によって、下記の授業計画通りにならないことがあります。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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環境問題に関しては多くの本が出版されているので、自主的に選んで参考にしてください。講義中にも適宜紹介します。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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講義内容の理解がおぼつかない場合、参考文献や関連するウェブサイトなどを参照して理解につとめること。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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外部講師による講義(1コマ)が入る可能性がある。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 【第2回】 地球環境問題概観、世界人口増加の歴史など 【第3回】 最大維持可能収穫量: ロジスティック曲線(収容限界) 【第4回】 最大維持可能収穫量理論の応用: 共有地の悲劇、捕鯨問題 【第5回】 生物多様性1:ラムサール条約 【第6回】 生物多様性2:世界自然遺産、ワシントン条約(CITES、例:象牙取引問題) 【第7回】 生物多様性3:生物多様性条約、国際自然保護団体の役割、生物多様性国家戦略 【第8回】 中間小テスト 【第9回】 テストの解説、前半のまとめ 【第10回】 生物多様性条約とバイオテクノロジー 【第11回】 有害廃棄物の越境移動:バーゼル条約、ロンドン条約(海洋投棄の制限) 【第12回】 残留性化学物質による汚染: POPs条約、化審法 【第13回】 化学物質とリスクコミュニケーション: PRTR制度、オーフス条約 【第14回】 まとめと期末小テスト 【第15回】 テスト解説、質疑応答
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