Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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社会学演習 I 山口  仁
必修  2単位
【社会】 14-1-1350-2717-07

1. 授業の内容(Course Description)

 コミュニケーションは、社会の形成・維持・変化にとって重要な過程である。近代以降、メディアによって媒介されたいわゆる「メディア・コミュニケーション」は、コミュニケーション全体の中で大きな割合を占めるようになってきた。現代社会を考えるうえで、メディアを無視することができない理由がここにある。当演習では「メディアの分析を通じて社会を考える」をテーマに、コミュニケーション論やメディア論に関連する文献の講読と報告、ならびにメディアの内容分析をおこなっていく予定である。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 メディア・コミュニケーション研究に関するテーマを各自が見つけ、卒業論文執筆のための基礎的能力を身につけること。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 主にプレゼンテーションとレポートの内容、出席状況をもとに判断する。なおディスカッションへの積極性を含む授業態度も評価の対象とする。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 基本テキスト
  大石裕(2011)『コミュニケーション研究 第3版』慶應義塾大学出版会
  大石裕編(2012)『戦後日本のメディアと市民意識』ミネルヴァ書房
  大石裕編(2013)『デジタルメディアと日本社会』学文社
  藤田真文編(2011)『メディアの卒論』ミネルヴァ書房
 ※このほかに輪読する文献を選択することになる。
 参考文献
  D.マクウェール著、大石裕監訳(2010)『マス・コミュニケーション研究』慶應義塾大学出版会

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 選択した文献の精読。プレゼンテーションのための準備、および復習。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 欠席・遅刻をしないこと(特に無断欠席は厳禁)。また演習中、他者の権利を侵害したとみなされる学生に対しては相応の措置をとるので注意すること。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 「社会学演習」について・自己分析レポート(履修者全員)
【第2回】
 内容分析のためのコンピュータ実習
【第3回】
 文献・資料の検討、発表分担のためのディスカッション
【第4回】~【第14回】
 発表とディスカッション
【第15回】
 まとめ