Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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社会学文章表現研究 I 大川 清丈
選択  2単位
【社会】 14-1-1350-3334-07

1. 授業の内容(Course Description)

 本講義は、社会学的な思考法を解説する。前半では、苅谷剛彦『知的複眼思考法』をテキストとして、どうすれば「常識」にとらわれない「自分の頭で考える力」を身につけられるかを学ぶ。具体的には、知的複眼思考法とは何か、創造的読書で思考力を鍛える、考えるための作文技法、問いの立て方と展開のしかた、概念レベルで考える、複眼思考を身につける、<問題を問うこと>を問う、について説明する。
 後半では、研究テーマの見つけ方、思考の整理、知的生産の技術などを通じて、さまざまな研究方法を講義する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 自分の頭で社会について考える力を身につける。
 社会学的な論文・レポートを書く際のマナーを学び、卒業論文作成の方法を習得する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席点(30%)、授業後半におこなう小レポート(20%)、学期末のレポート(50%)による。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:苅谷剛彦『知的複眼思考法』講談社+α文庫 2002

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 テキストの予習・復習を行うこと。
 授業中に紹介された思考法に関する文献を読むこと。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 大学において学ぶべき大事なことの一つとして、「自分の頭で考える力」を身につけることがあることを認識してほしい。
 論文・レポートを書くためのコツを会得すること。
 授業中に配布したプリントをファイルしておくこと。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 知的複眼思考法とは何か:上記の苅谷剛彦の著作をテキストとして、以下7回にわたって解説する。
【第3回】
 創造的読書で思考力を鍛える
【第4回】
 考えるための作文技法
【第5回】
 問いの立て方と展開のしかた
【第6回】
 概念レベルで考える
【第7回】
 複眼思考を身につける
【第8回】
 <問題を問うこと>を問う
【第9回】
 研究テーマの見つけ方
【第10回】
 思考の整理学
【第11回】
 取材学
【第12回】
 知的生産の技術(1)
【第13回】
 知的生産の技術(2)
【第14回】
 卒業論文へのアプローチ
【第15回】
 まとめ