Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
コンピュータ・データ解析法 II 藤田 昌克
選択必修  2単位
【社会】 14-1-1350-3481-02

1. 授業の内容(Course Description)

 現代社会においては、人、モノ、情報などが複雑に結びくことでネットワークを構成し、さまざまな現象を引き起こしています。例えば、ネット掲示板による炎上、伝染病の感染、HPの相互リンク、企業間の取引実績など、これらのデータや情報が流れるネットワークの構造が、我々の生活に大きな影響を与えています。
 本授業では、コンピュータを用いてネットワーク上を流れるデータの分析を行うための手法を修得し、またその分析を行うためのコンピュータ利用の基礎について学習します。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 (1)現代社会の複雑な「つながり」をモデル化するための手法を理解し、そのモデル上での情報の流れをコンピュータにより分析できる
 (2)(1)の分析を支えるコンピュータネットワーク、ツール群、データの管理法、などを理解し、利用できる

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席状況、課題、最終レポートを総合して評価します。配分は次の通りです。
 -出席および授業への参加:40%
 -課題:30%
 -学期末課題(最終レポート):30%

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 『マンガでわかる複雑ネットワーク』 右田正夫、今野紀雄著 ソフトバンククリエイティブ
 その他の参考資料は、授業内で適宜紹介します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 課題は授業の翌々日までに提出してください。また、授業を欠席した場合も同様の締切とします。テキストや授業資料を参照し、期限までに提出してください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 -ネットワーク分析にあたってはツールを利用しますが、自分で簡単なプログラムを書く必要があります。(「プログラミング実習」を履修していること、もしくは相応の知識があること)
 -授業は積み上げ式に進みます。やむを得ず欠席した場合には、講義資料やテキストを参照することで、必ず欠席回の授業内容を理解しておくようにしてください。
 -教室の都合上、定員を設けます。第1週に受講人数を確認するので、必ず出席してください。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 ネットワーク分析概要
【第3回】
 コンピュータネットワークの基礎
【第4回】
 ネットワークの特徴量(1)
【第5回】
 ネットワークの特徴量(2)
【第6回】
 規則的なネットワーク
【第7回】
 ランダム・グラフ
【第8回】
 スモールワールド(1)
【第9回】
 スモールワールド(2)
【第10回】
 スケールフリー・ネットワーク(1)
【第11回】
 スケールフリー・ネットワーク(2)
【第12回】
 ネットワーク分析(1) 分析ツール
【第13回】
 ネットワーク分析(2) サンプル分析1
【第14回】
 ネットワーク分析(3) サンプル分析2
【第15回】
 全体まとめ・学期末課題