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授業の内容(Course Description) |
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20世紀から21世紀の国際関係社会論を講じる。とくに、本講義では、覇権国アメリカの動態を中心としながら,その衰微の足跡を追いつつ世界を展望したい。冷戦、米ソ対立、第三世界、民族国家を軸に展開する。その帰結は現在のところ,国際社会の現出にいたる。その『国際社会』論認識の必要性に言及する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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『戦争を知らない世代』ばかりか『戦後を知らない世代』にとっての歴史認識、世界認識の深化に結びつくことが大切である。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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小テスト、レポート課題、試験のみならず、講義時における発言機会数など、積極的な授業参画を評価基準とする。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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原彬久編『国際関係学講義(第4版)』有斐閣。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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世界をみる眼を養うための準備学習として、新聞記事を輪読する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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世界的に流通している情報メディアを活用すること、インターネット環境の整備が必須である。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 20世紀国際関係社会の特長 【第2回】 アメリカの台頭と覇権 【第3回】 第2次世界大戦と冷戦 【第4回】 国際環境のなかの冷戦 【第5回】 冷戦のレトリック 【第6回】 アメリカ文化の世界的展開 【第7回】 アメリカと第三世界の対立 【第8回】 第三世界の台頭と国際政治 【第9回】 民族解放と独立 【第10回】 国連をめぐる攻防 【第11回】 新国際秩序樹立の模索 【第12回】 ワシントン・コンセンサスと北京コンセンサス 【第13回】 コロニアリズムをめぐる論議とその後遺症 【第14回】 累積債務と経済のグローバル化 【第15回】 アメリカ覇権の動揺 以上
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