Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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国際関係社会論 II 佐藤 幸男
選択  2単位
【社会】 14-1-1350-3759-04

1. 授業の内容(Course Description)

 20世紀から21世紀の国際関係社会論を講じる。とくに、本講義では、覇権国アメリカの動態を中心としながら,その衰微の足跡を追いつつ世界を展望したい。冷戦、米ソ対立、第三世界、民族国家を軸に展開する。その帰結は現在のところ,国際社会の現出にいたる。その『国際社会』論認識の必要性に言及する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 『戦争を知らない世代』ばかりか『戦後を知らない世代』にとっての歴史認識、世界認識の深化に結びつくことが大切である。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 小テスト、レポート課題、試験のみならず、講義時における発言機会数など、積極的な授業参画を評価基準とする。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 原彬久編『国際関係学講義(第4版)』有斐閣。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 世界をみる眼を養うための準備学習として、新聞記事を輪読する。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 世界的に流通している情報メディアを活用すること、インターネット環境の整備が必須である。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 20世紀国際関係社会の特長
【第2回】
 アメリカの台頭と覇権
【第3回】
 第2次世界大戦と冷戦
【第4回】
 国際環境のなかの冷戦
【第5回】
 冷戦のレトリック
【第6回】
 アメリカ文化の世界的展開
【第7回】
 アメリカと第三世界の対立
【第8回】
 第三世界の台頭と国際政治
【第9回】
 民族解放と独立
【第10回】
 国連をめぐる攻防
【第11回】
 新国際秩序樹立の模索
【第12回】
 ワシントン・コンセンサスと北京コンセンサス
【第13回】
 コロニアリズムをめぐる論議とその後遺症
【第14回】
 累積債務と経済のグローバル化
【第15回】
 アメリカ覇権の動揺
 以上