Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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国際紛争論 II 佐藤 幸男
選択  2単位
【社会】 14-1-1350-3759-06

1. 授業の内容(Course Description)

 20世紀は「戦争の世紀」といわれるほど対立の時代であった。その歴史を理解することは、平和を考えることに連なる。21世紀を「平和の世紀」にするためにはどうすればよいのかを考える。本講義では、21世紀の紛争動態を解明しながら、紛争回避にむけた方策を中心に講じる。平和構築、紛争予防、人間の安全保障といったキー概念がそれである。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 領土や国境をめぐる古典的な紛争が依然として展開する一方で、国家と個人や団体との対立という『非対称紛争』が新しい紛争と呼ばれるようになってきたことからも、紛争形態の多様性に注目する必要がある。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 単元ごとの小テスト、レポート課題、試験の結果をもって総合的に評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 適時、資料や文献などを講義になかで提示する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 提示された資料や文献などを予習、復習として活用する。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 資料や文献を復習、予習に活用する際には、できるだけ新しい情報に更新できるように、日頃から新聞閲覧やネット検索をしておくことが望ましい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 新しい戦争とはなにか
【第2回】
 人道的介入と民族
【第3回】
 広告会社と民族紛争
【第4回】
 テロ戦争
【第5回】
 情報監視社会なかの敵視
【第6回】
 文化をめぐる紛争
【第7回】
 資源紛争の特質
【第8回】
 開発紛争
【第9回】
 開発と紛争
【第10回】
 民族紛争と先住民
【第11回】
 領土と国境紛争
【第12回】
 眼に見えない紛争とロボット
【第13回】
 戦争の民営化と「貧困大国アメリカ」
【第14回】
 21世紀の紛争の特長
【第15回】
 水、食糧、環境紛争を考える
 以上