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授業の内容(Course Description) |
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20世紀は「戦争の世紀」といわれるほど対立の時代であった。その歴史を理解することは、平和を考えることに連なる。21世紀を「平和の世紀」にするためにはどうすればよいのかを考える。本講義では、21世紀の紛争動態を解明しながら、紛争回避にむけた方策を中心に講じる。平和構築、紛争予防、人間の安全保障といったキー概念がそれである。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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領土や国境をめぐる古典的な紛争が依然として展開する一方で、国家と個人や団体との対立という『非対称紛争』が新しい紛争と呼ばれるようになってきたことからも、紛争形態の多様性に注目する必要がある。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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単元ごとの小テスト、レポート課題、試験の結果をもって総合的に評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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適時、資料や文献などを講義になかで提示する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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提示された資料や文献などを予習、復習として活用する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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資料や文献を復習、予習に活用する際には、できるだけ新しい情報に更新できるように、日頃から新聞閲覧やネット検索をしておくことが望ましい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 新しい戦争とはなにか 【第2回】 人道的介入と民族 【第3回】 広告会社と民族紛争 【第4回】 テロ戦争 【第5回】 情報監視社会なかの敵視 【第6回】 文化をめぐる紛争 【第7回】 資源紛争の特質 【第8回】 開発紛争 【第9回】 開発と紛争 【第10回】 民族紛争と先住民 【第11回】 領土と国境紛争 【第12回】 眼に見えない紛争とロボット 【第13回】 戦争の民営化と「貧困大国アメリカ」 【第14回】 21世紀の紛争の特長 【第15回】 水、食糧、環境紛争を考える 以上
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