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授業の内容(Course Description) |
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人間は、「ヒト」の遺伝子により、概ねどのような発達の道筋をたどるのだろうか。また家族などのミクロ的な環境から、社会や文化などのマクロ的な環境まで、環境の違いにより、どのような発達の個人差を生じさせるだろうか。「自分とは何か」に向き合う青年期の真っただ中にある学生にとっては、これまで歩んできた道のりを振り返りながら、現在の自分の生き方やこれから自分の生き方を考えることは大切なことであり、それらを扱う生涯発達心理学は、自分にとって非常に身近な学問である。前期では、胎児期から誕生、乳幼児期を概観してきたが、後期では、学童期、思春期~青年期、成人期、中年期~老年期が対象であり、より自分にとって身近な年代を扱うので、ぜひ受講してみてほしい。 但し、これからの人生に役に立つ授業であるからこそ、それについての基本的な知識獲得も求める授業となっている。日常的に予習復習を積み重ねる形式なので、「授業に出席する」→「講義を聞きメモを取る」→「終了前に小テストを受ける」→「次の授業までに課題について考えをまとめ授業時に提出する」というリズムを守ること。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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これから自分自身が年齢を重ねていく中で、年代ごとの発達課題に向き合う際に活用できるような、生涯発達心理学についての基礎的な知識の獲得を目指す。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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毎回授業終了時に行う小テストと、次回に提出してもらう課題を総合して出席点とし、30%の評価点とする。最終授業日に行う期末試験(選択問題と論述問題)は70%の評価点とする。 ※ 前期で期末テスト後に行った呼び出しの特別試験は、後期では行わない。注意のこと。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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概ね以下のテキストにより授業を進めるが、他の文献なども随時紹介する。 柏木惠子・古澤賴雄・宮下孝広(著)2005 『新版 発達心理学への招待』 ミネルヴァ書房
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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毎回、次の授業に関する課題を出すので、それについて調べてまとめる自宅学習の時間が必要である。後期の課題は、様々な年代の発達に関するネットや新聞記事について、意見を求める予定である。日常的にそれらをチェックし、様々な意見に触れておくとよい。また、教科書は毎授業時に使用するので、必ず持参すること。授業時に配布したプリントや終了前に受けた小テスト内容についても、授業後に振り返って復習しておくとよい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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履修希望が多い場合は、抽選とする。初回授業に出席した学生を対象に抽選をするので、履修希望者は必ず<学生証持参>で出席すること。学生証がない場合は抽選に参加できない。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】~【第14回】 テキスト「発達心理学への招待」の後半の章のうち、重要な箇所を取り上げて講義する。 【第15回】 まとめ・テスト
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