Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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認知臨床心理学 毛利 伊吹
選択  2単位
【心理】 14-1-1360-0532-07

1. 授業の内容(Course Description)

 認知行動療法は、患者や相談者を理解するための枠組みとして、種々の病態に関するモデルを有している。この授業では、そのようなモデルの紹介を含めて認知行動療法の理論や基礎について学ぶ。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 認知行動療法の理論に関する基礎的な知識の理解と習得を目標とする。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 学期末の試験により評価する。
 出席回数が3分の2を下回る場合には試験を受けられない可能性がある。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストは使用しませんが、参考文献は適宜紹介します。
 以下の参考図書は、主として認知療法に関する入門書です。
  ・井上和臣『認知療法への招待改訂4版』金芳堂 2002年
  ・井上和臣『認知療法の世界へようこそ:うつ・不安をめぐるドクトルKの冒険』岩波科学ライブラリー134 2007年
  ・伊藤絵美『ケアする人も楽になる:認知行動療法入門Book1』医学書院 2011年
  ・大野裕 『はじめての認知療法』講談社現代新書 2011年

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 講義で学ぶことは全体の一部にとどまります。紹介する文献等を読み、自ら理解を深めてください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 第1回目のガイダンスには必ず出席してください。
 この科目は、「心理学基礎論」の講義などで心理学の基礎知識を身につけた上で受講していただきたいと考えていますので、2年生以上の受講をお勧めします。ただし、学ぶ努力を惜しまない方であれば1年生でも構いません。
 私語など他の受講者の妨げとなる行為は慎んでください。
 授業の計画は進行状況等に応じて変更する場合があります。
 使用する視聴覚教材に、うつ病などの症状を呈する人(主に役者が演じている)が登場することがあります。
 心理学関連のアンケート調査を行うことがあります。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 認知行動療法の成り立ち
【第3回】
 認知行動療法の概要
【第4回】
 認知行動療法における認知
【第5回】
 認知行動療法の適用
【第6回】
 うつと認知行動療法
【第7回】
 認知行動療法の実際(うつを例として)①
【第8回】
 認知行動療法の実際(うつを例として)②
【第9回】
 認知行動療法の実際(うつを例として)③
【第10回】
 認知行動療法の実際(うつを例として)④
【第11回】
 パニック障害と認知行動療法
【第12回】
 強迫性障害と認知行動療法
【第13回】
 社会不安障害と認知行動療法
【第14回】
 予備日
【第15回】
 まとめ・試験