1. |
授業の内容(Course Description) |
|
心理的事象は日常身近に生じている事柄であり、それらは当然のこととして半ば習慣化し、特に気にもとめられないままでいることが多いと思います。また、常識として分かっていることも多く、勝手な推測をしがちです。この演習では、そのような当たり前と考えられる心理的事象を題材に、いくつかの文献を参照することで、フローチャートなどで認知プロセスや仕組みを図解表現する作業を行う。また作成した図を用いて発表と議論を行う。 具体的に扱う内容については、受講者の希望を出来る限り尊重して決めたいが、図解表現技法を練習するための共通のテーマとして、1)神経科学レベルで目から入った情報はどのように脳内で処理されるか、2)他者に対する思いやり行動はいつ、どのような場面で、どのように引き起こされるか、ということについて、フローチャートを使って情報処理のプロセスを表現することを予定している。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
複数の文献を参照し、文献に書かれていることを図解表現することができる。これらの文献講読や作図を通じて、心理学に関する知識を深めることができる。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
出席、発表及び発表内容をもとに総合的に評価する。出席を重視し、1/3以上の欠席者に対しては単位を認めない。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
テキスト:使用しない。 参考文献:マーク・チャーンギージー『ひとの目、驚異の進化』インターシフト ジョン・ピネル『バイオサイコロジー』西村書店 内田惠二『視覚Ⅰ 視覚系の構造と初期機能』朝倉書店 内田惠二『視覚Ⅱ 視覚系の中期・高次機能』朝倉書店 長谷川眞理子『生き物をめぐる4つの「なぜ」』集英社新書 渡辺茂『ヒト型脳とハト型脳』文藝春秋
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
テーマに関連する文献を検索し、書かれている内容について確認しておく。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
初回の講義で説明しますが、色鉛筆と無地のノートが必要になります。また、グループ単位で作業することもあります。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 イントロダクション(ガイダンス・授業内容の紹介) 【第2回】~【第3回】 図解表現技法の説明 【第4回】~【第14回】 文献講読、発表と討論 【第15回】 まとめ
|