Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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心理学演習A 敷島 千鶴
必修  2単位
【心理】 14-1-1360-3275-07

1. 授業の内容(Course Description)

 だれでも幸福なな人生を送りたいものです。近年、「幸福」という概念を数量化し、理念や常識、直観ではなく、実証データに基づき科学的に研究する試みが、世界的に進展してきています。こうした動向は、心理学のみならず、経済学、社会学、教育学、民俗学、工学、医学、遺伝学、脳科学など、他領域に及んでいます。本演習では、幸福感に関して蓄積されつつある様々な実証研究の成果を取り上げると同時に、履修者が考案するオリジナルの調査研究を実施していきます。幸福な人もそうでない人も、私たちひとり一人が希求する人生最大のテーマである幸福について、いっしょに科学していきましょう。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 エビデンスに基づいた知見を集め、その含意についてディスカッションを重ねていくことにより、人間の幸福に関する科学的研究を理解し、あるいは批判し、自分の意見を伝えるスキルを身につけていくことを目指します。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 毎回の授業のプレゼンテーション、ディスカッションへの参加と意欲、レポートで評価します。学期末試験は行いません。半期に3回以上の欠席は、評価の対象外です。また、授業内で発言をしなければ、出席とはみなされません。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 大石繁宏著『幸せを科学する―心理学からわかったこと』、デレック・ボック著『幸福の研究―ハーバード元学長が教える幸福な社会』、大竹文雄ほか編『日本の幸福度―格差・労働・家族』、前野隆司著『幸せのメカニズム―実践・幸福学入門』などを参考図書とします。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 グループワークを基本とします。発表担当者には、自分たちで調べたこと、分析したことについて、配布資料や、パワーポイントのスライドを準備して、発表してもらいます。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 議論好きな方を歓迎します。やむを得ず授業に欠席する場合には、予めご連絡をください。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス
【第2回】~【第14回】
 プレゼンテーションとディスカッション
【第15回】
 まとめ