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授業の内容(Course Description) |
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臨床アセスメント(心理査定)は、面接だけでなく、心理検査によっても行われる。心理検査は,人間の謎を解明しようとして創造した心理学的技法であり、人のパーソナリティや知的状態,症状の重症度,病態水準などを的確、かつ客観的に捉えようとするものである。臨床心理査定は、心の専門家の主要な業務の一つと位置づけられている。臨床心理学領域で、適切な心理的援助を行うことを目指して各種の心理検査について概説する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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臨床心理学について基礎的な知識を学び、心理査定の実施やそのフィードバックの仕方、活用の方法を身につけることを目指す。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席、授業内課題、期末試験を総合して評価を行う。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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授業内で適宜紹介する。 (参考図書) 齋藤高雅編著『改訂新訂 臨床心理学特論』放送大学教育振興会、心理アセスメントの章(16~20)参照。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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講義の後、各検査について復習して使いこなせるように学ぶ姿勢が求められる。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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講義の他に、演習作業、グループ作業があるので、十分に協力し合い、主体的に参加することが望まれる。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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授業計画は進行状況に合わせて適宜、修正変更されることがある。 【第1回】 ガイダンス 臨床心理アセスメントとは 【第2回】 心理検査概説 【第3回】 知能検査1 【第4回】 知能検査2 【第5回】 知能検査3 【第6回】 MMPI 【第7回】 YG性格検査、MPI 【第8回】 不安尺度(MAS,STAI) 抑うつ尺度(SDS、CES-D、BDI) 【第9回】 ロールシャッハ法 【第10回】 TAT(主題統覚テスト) 【第11回】 SCT(文章完成法) 【第12回】 P-Fスタディ 【第13回】 描画法(バウムテスト、HTP、風景構成法) 【第14回】 内田クレペリン精神作業検査 【第15回】 まとめ、期末試験
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