Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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スペイン文化論 II 大國 雅子
選択  2単位
【外国語】 14-1-1410-3766-02

1. 授業の内容(Course Description)

 この授業ではIに続いて、ベラスケスをはじめとするスペイン黄金世紀の美術と、ゴヤ、ソローリャ、ガウディ、ミロ、ピカソ、ダリなどの巨匠を中心に、近・現代の作品をとりあげます。またスペイン各地の美術館や世界遺産も随時、紹介していきます。
 歴史的・宗教的背景を知っておく必要から、スペイン文化論Iを終えた学生に受講を勧めますが、IIから履修を希望する学生も歓迎です。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 美術をとおしてスペインの地理、歴史、宗教、歴史遺産、習慣などさまざまな点にも興味を広げていくことを目指します。また代表的な作品について、それらがどのような時代背景の中で生み出されたのかを、自分なりに考えられるようになることを重視します。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 学期末テスト 50%、 平常点 30%(出席、授業参加)、与えられた課題への取り組み 20%

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 プリント、DVD、 スライドなど。参考文献表を配布します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 授業では学習に役立つ書籍、TV、DVD、ネットのサイトや動画などを紹介しています。それらを活用して、可能な限りスペインの美術作品や世界遺産などに親しんで下さい。Iに引き続き、授業でとったノートに画像や自分で調べた内容を加えて「スペイン文化ノート」を作って下さい。作成したノートは課題点に反映されます。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 スペイン美術を理解するためには、聖書、ギリシャ・ローマ神話、イスラム文化、ヨーロッパの歴史・政治・外交など幅広い知識が必要です。MELIC、身近な図書館、美術館やネットなどを活用しましょう。ゴヤ、ピカソ、ダリなど近・現代の多くの芸術家は、過去の作品から強い影響を受けています。Iで取り上げた作品を参照しながら学習を進めることがありますので、Iで配布したプリントやノート、自分が使いやすい年表などは引続き持参して下さい。なお新たに履修する学生には、Iで使用したプリントを配布します。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

  授業の進行状況によって内容が一部変更になる場合があります。

【第1回】
  ガイダンス、スペイン文化論Iの復習
【第2回】
  ベラスケス I と宮廷美術
【第3回】
  ベラスケス II
【第4回】
  ベラスケス III 
【第5回】
  ムリーリョ
【第6回】
  黄金世紀のまとめ スペイン美術とヨーロッパ美術の関係
【第7回】
  ゴヤ I 
【第8回】
  ゴヤ II
【第9回】
  ソローリャ
【第10回】
  ガウディ
【第11回】
  ピカソ
【第12回】
  ミロ
【第13回】
  ダリ
【第14回】
  総まとめ
【第15回】
  学期末テスト