Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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職業と業界選択 I (キャリアデザインの進め方) 由井 文良
選択  2単位
【自己啓発】 14-1-1501-1759-03

1. 授業の内容(Course Description)

親和力:
協働力:
統率力:
感情制御力:△
自信創出力:△
行動持続力:○
課題発見力:◎
計画立案力:○
実践力:◎
創造力:
 2016年3月卒業予定者(新3年生)を対象とした就職戦線は、企業の広報活動の開始が3ヶ月間後ろ倒しになり、大学3年生の3月1日から、採用選考は4ヶ月間後ろ倒しの大学4年生の8月1日からになりました。就活はますます短期集中型へと移行します。従って、【低年次からのキャリア教育・職業教育】を徹底しないと、卒業時に内定が取れない学生が増加することが懸念されています。
 また、「こんな仕事をするとは思わなかった」「会社の雰囲気が自分に合わない・・・」多くの人が入社早々に、自分がイメージしていた仕事内容や社風と現実の違いに悩んでいます。その要因のひとつとして考えられるのが、就職活動中の業界や企業に対する研究不足によるものです。入社後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、しっかりと研究を行い、本当に自分が満足いく企業かどうかを見極める必要があります。(業界とは、同じ事業内容に携わる企業の集まりを指し、金融業界・商社業界・サービス業界など、その分類はさまざまです。)
 上記の状況を踏まえまた、就職戦線の短期化に対応するべく、本学としては今年度から【職業と業界選択(キャリアデザインの進め方)】の授業の1つで、毎回異なる業界を代表する企業や団体を授業に招いて、業界・企業についての説明を直接していただくことになりました。受講生には、①世の中にはどのような業界や企業があるのかを知る。②講演会社のHPを参照して企業ワークシートに書き写すことにより、企業情報の収集の仕方を体得する。以上の2点を中心に学んでいただきます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 授業を通して、①世の中に存在する業界や企業について比較検討することができるようになる。②業界知識を得ることにより、視野を拡げて職業選択が適正に行えるようになる。③どんな業界・企業で働きたいか、何を将来の仕事にしたいかを考えるための基礎知識が身に付く。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席状況60%。期末試験40%。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 当日の配布資料。石毛宏著「教養としてのビジネス論」創成社、帝京大学就職ガイドブック(CHALLENGE)、帝京大学求人NAVI、「会社四季報」「会社四季報未上場版」ともに東洋経済新報社、「業界地図」高橋書店、「TDB業界動向」帝国データバンク、郡司昌恭著「就活生はユーホーをさがせ」青月社。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 翌週に講演が予定されている企業のホームページを参照して、①仕事内容②業界におけるポジション③求める人材④経営理念⑤労働環境⑥企業の沿革などのチェックポイントをもとにA4サイズ1枚の企業研究ワークシートを作成。当日の講演を受けての感想を追加記入のして提出。1年間で約25社のワークシートが完成します。これを就職活動の際に活用し、適切な職業選択ができるようにします。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 キャリアサポートセンターが実施する①業界・企業研究講座への出席。②学内合同企業セミナーへの参加。(2年生3年生は見学)

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 オリエンテーション(授業目的・年間計画・評価方法)、講師紹介
【第2回】
 業界・仕事理解の促進
【第3回】
 ANA総合研究所(航空)
【第4回】
 サンドラッグ(小売)
【第5回】
 キヤノンS&S(専門商社)
【第6回】
 東京海上日動火災保険(損害保険)
【第7回】
 野村證券(証券)
【第8回】
 セブン・イレブンジャパン(小売)
【第9回】
 読売新聞(マスコミ)
【第10回】
 積水ハウス(住宅)
【第11回】
 東京センチュリーリース(リース)
【第12回】
 アサツーディーケー(広告)
【第13回】
 京王電鉄(鉄道)
【第14回】
 多摩信用金庫
【第15回】
  前期の振り返りと夏休みの過ごし方
 (注)講演企業並びに講演予定日については変更になる場合があります。