Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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労働法 II 田中 友梨
選択  2単位
【経済】 14-1-1501-3351-04

1. 授業の内容(Course Description)

 労働法における基本的知識(※「労働法Ⅰ」において講義しますが、「労働法Ⅰ」を履修していなくてもテキストで補えます。)を前提として、現代における労働問題について考えます。
 そもそも「労働問題」とは何か?法律によって何が守られているのか?実際に労働問題に直面したときに、どのように考え、行動すべきか?等、実際に社会に出てから役立つようなテーマを中心に学習します。
 授業においては、実際にあった労働事件(判例・裁判例)を紹介し、裁判所において、どのように判断されたか、それが果たして、私たち一般人の感覚と一致するものか等、学生の皆さんに意見を求め、議論します。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 労働法の知識の修得及びこれらを前提とした労働問題の解決能力を身に着けることを目標とします。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席すべき講義の3分の2以上(10回以上)の出席がなければ、期末試験の受験資格はないものとします(救済措置はなし。)。出席は、IDカードの打刻(忘れた場合は、当日中に申し出ること。)によって確認しますが、授業中に指名した際に返答がない場合は、欠席しているものとみなします。また、たまに、出席カードや授業の感想等を提出してもらいますので、これによっても出席を確認します(提出がない場合は、打刻があっても、欠席とみなします。)。
 成績は、期末試験50%、授業態度(出席回数を含む)50%を目安に評価します。
 意見を求めたときの発言及び積極性並びに授業中のマナーも、授業態度として評価の対象とします。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト『労働法講義(平成25年度版)』後藤邦春・著
 参考書『問答式法律相談(労働法編)』後藤邦春・著
 ※期末試験において必要な条文は、テキストに掲載してありますので、試験においては、テキストは、持ち込み可とします(レジュメを配布することもありますが、レジュメの持ち込みは不可です。)。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 特にありません。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 労働問題は、社会生活で働く以上、誰にでも生じうる問題です。学んだことは、無駄にはならないので(問題が生じないことが一番ですが。)、積極的に取り組んで下さい。
 ※「労働法Ⅰ」(春期)と「労働法Ⅱ」(秋期)は、併せて履修することをお勧めします。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス
 授業について
【第2回】
 労働者と使用者
 労働紛争とは
【第3回】
 就業規則について
【第4回】
 サービス残業(時間外・休日労働)
【第5回】
 職場におけるハラスメント①
【第6回】
 職場におけるハラスメント②
【第7回】
 職場におけるメンタルヘルス①
【第8回】
 職場におけるメンタルヘルス②
【第9回】
 職場におけるメンタルヘルス③
【第10回】
 男女雇用期間均等法
【第11回】
 懲戒制度
【第12回】
 解雇
【第13回】
 労働組合①
【第14回】
 労働組合②
【第15回】
 まとめと期末試験