1. |
授業の内容(Course Description) |
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こんにち世界の中においてアジア地域はいっそう存在感と重要性を増しただけでなく、日本との関係もより密なものとなっている。この授業ではアジア地域の地誌と近代以降の歴史について、現在から遡りながら学ぶ。アジア地域の歴史・文化に対する理解を深め、歴史的背景をふまえた世界認識と未来への視点を養うことを目標とする。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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アジア諸地域の地理・自然・民族・宗教など基礎知識を身につける。 「近代」の変容前後でアジア諸国の何が変わり、何が変わらなかったのか説明できる。 さらには現代アジアの政治・社会・国際関係を構造的にとらえなおす視点を獲得することをめざす。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験またはレポート(85%)及び平常点(15%)より評価する。平常点は出席確認を兼ねたレスポンスペーパー及び出席状況より判断する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書はとくに指定しない。参考資料を適宜配布し、関連文献はその都度紹介する。 授業全体の枠組み理解のために以下の文献を挙げる。 『歴史から今を知る 大学生のための歴史講義』上杉忍・山根徹也(編),山川出版社,2010年 『海の帝国』(中公新書1551) 白石隆,中央公論新社,2000年 『世界単位論』(学術選書049) 高谷好一,京都大学学術出版会,2010年 『アジアの歴史』藤家禮之助(編),南雲堂,1992年
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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予習・復習を行うことを前提に講義は行われる。事前の予習により基本的事実を把握し、授業を通してテーマのコンセプトに触れ、復習として紹介された文献を読み各自で理解を深めることが必須である。その点では復習に重点を置くことを勧める。 各回毎の具体的に参照してもらいたい文献については授業初回に指示する。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業時間外の学習が前提である。各自関心を持った事項については図書館の活用等を通じ自主的な学習を期待する。 なお、講義中は私語を慎むこと。 また、資料は原則その該当時間内のみ配布のため注意すること。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション:アジアと日本のかかわり 【第2回】 アジアの捉え方とその範囲 【第3回】 アジア地域の自然と地理 【第4回】 アジアの近代的世界 【第5回】 アジアの民族と宗教 【第6回】 アジアの「近代」と現代世界 【第7回】 冷戦時代のアジア 【第8回】 アジアの社会主義 【第9回】 帝国主義とアジア、社会主義 【第10回】 植民地支配とアジア 【第11回】 地域と領土:国境線とアジア諸国 【第12回】 アジアにおける経済発展と社会の変容 【第13回】 世界史におけるアジア:「伝統社会」と地域単位 【第14回】 前近代アジアの「まとまり」 【第15回】 総まとめ(予定)
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