Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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日本近代化論 II 渡辺 秀樹
選択  2単位
【社会】 14-1-1350-3810-08

1. 授業の内容(Course Description)

 日本の近代化の過程を、われわれが生きる生活の諸次元;産業社会、家族、教育、階層に焦点をおいて検討する。それとともに、社会学は、近代をどのように捉え説明してきたか、ウエーバー、ギデンズを中心に検討する。日本近代化論Ⅰでは、,前者を、日本近代化論Ⅱでは、後者を中心に取り上げる。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 近代化の一般的理解と、日本社会の近代化の特徴を理解する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業内小レポートと試験の結果による評価。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 1、富永健一、『日本の近代化と社会変動』(講談社学術文庫、1990)
 2、富永健一、『近代化の理論』(講談社学術文庫、1996)
 3、村上泰亮、『産業社会の病理』(中公クラッシクス、2010)
 4、トフラー、『第3の波』(日本放送出版協会、1980)
 5、ギデンズ、A.,『近代とはいかなる時代か』(而立書房、1993)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 近代以前、近代、後期近代=ポストモダン、の各時代の特質/変化について、という視点から、文献を読んでみる。さまざまな社会の諸次元(政治、経済、文化、地域、家族など)で、どのような特質と変化が説明されているか、整理を試みる。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 社会の変化に関心を持って、受講してほしい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 イントロダクション
【第2回】~【第5回】
 近代化の理論;ウエーバーを中心に
【第6回】~【第10回】
 ギデンズの近代化論
【第11回】~【第13回】
 戦後民主主義と家族の変容
【第14回】
 近代から後期近代へ
【第15回】
 まとめと試験