Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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国際経済論副演習 I ・ II 郭  四志
選択(通年)  2単位
【経営学専攻】 14-1-1110-1688-31A

1. 授業の内容(Course Description)

 院生段階では、国際経済及び中国・新興国経済に関する理論・知識を学ぶと同時に、理論・知識を使い、的確に問題発見、調査・分析及び研究能力を養うことが大切である。前期では、マクロとミクロという両サイドから、常に国際経済・中国をはじめとする新興国経済を分析、研究し、学生たちと一緒に討議しながら、講義を進める。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 的確に問題発見、調査・研究能力を養う。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 レポート。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 配布プリントなど。参考文献・参考資料は、授業の第1回目に、紹介する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 自分の研究(修論など)を中心に資料収集・調査・研究を進めてほしい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 マクロとミクロという両サイドから、常に国際経済・新興国経済や産業・企業などの主要問題・動きを把握し、分析すべきである。積極的に発言・討議してほしい。なお、履修する学生は国際経済論特講Ⅰを履修するように。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 前期学習プラン及び院生としての資料収集・調査研究方法及び論文準備・作成の進め方
【第2回】
 国際経済におけるトピックス
 世界を揺るがした金融危機と経済発展及び資源・エネルギーなどの問題
【第3回】
 国際経済におけるトピックス
 高い経済成長をつづけるBRICsとその他の新興国
【第4回】
 環境・食料・資源問題
【第5回】~【第7回】
 国際経済の仕組み
 (国際貿易、国際金融取引の変化、直接投資と多国籍企業の展開、アメリカの株式市場の変化)
【第8回】
 アメリカ経済の現状と行方
【第9回】
 ヨーロッパ経済の現状
【第10回】
 BRICsの台頭及びその影響・インパクト
【第11回】
 「世界工場」と「世界市場」として成長しつつある中国経済の現状と行方
【第12回】
 中国及びインド工業化の軌跡と経済発展とボトルネック
【第13回】
 東アジア経済の持続可能な成長
【第14回】
 オイルマネーと中東経済の発展
【第15回】
 世界経済の中の中国・新興国経済及び日本経済
【第16回】
 欧州の債務危機や欧州経済のゆくえ及びその中国・日本経済への影響
【第17回】
 日米欧及び中国などの財政問題及びその影響
【第18回】
 通貨安競争と世界貿易
【第19回】
 世界の直接投資とクロスボーダーM&A
【第20回】
 日本の経常収支の動向及びその日本経済への影響
【第21回】
 「政冷経冷」に伴う日中経済関係とその問題点及び今後のゆくえ
【第22回】
 日本の対中国・アジア直接投資及び現地における主な製造企業と小売り・卸売り企業の事業活動
【第23回】
 活発化しつつある中国の対外・対日直接投資・M&A
【第24回】
 南米における新興国経済
【第25回】
 アフリカ経済の光と影[筆者のアフリカ現地調査の実例(2009~2013年)紹介]
【第26回】
 アフリカにおける日系企業と中国系企業との経営比較及び中国・日本・インド企業の連携・競合
【第27回】
 地球温暖化・人口・資源問題の世界経済への影響
【第28回】
 金融資本主義の現状・ゆくえと世界経済の成長
【第29回】
 多極化しつつある世界経済構造とその展望
【第30回】
 まとめ、質疑