1. |
授業の内容(Course Description) |
|
日本の援助を形態別に解説し、実際に日本の政府開発援助(ODA)を実施した体験から具体的に「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を取り上げて解説する。案件選択過程、実施体制、実施面の苦労・問題点、受益者の反応、広報・宣伝活動等を紹介する。それらの経験から導かれる望ましい援助を考える。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
援助は日本の味方を増やすために行うが、今までの援助はあまりうまくいったと言えないものも多い。援助を効果的に、国益にかなったものとするための方策を考える。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
出席状況30%、授業中の積極性10%、中間・期末テスト(必須条件)60%
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
授業中に適宜プリントを配布する。 参考文献は、加賀美充洋『貧困国への援助再考-ニカラグア草の根援助からの教訓』アジア経済研究所、2009年。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
新聞に目を毎日通し、援助関連のニュースに絶えず気をつけること。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
援助に関する知識・見聞を蓄積するため、マスコミや援助機関の広報に絶えず関心を払いフォローする。また授業中の積極的な質問・意見表明を歓迎する。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 途上国への援助はなぜ必要か 【第2回】 援助の形態 【第3回】 援助の実行組織 【第4回】 援助の例紹介 【第5回】 有償・無償資金協力 【第6回】 「見返り資金」協力 【第7回】 草の根・人間の安全保障資金協力1 【第8回】 中間小テスト 【第9回】 草の根・人間の安全保障資金協力2 【第10回】 草の根・人間の安全保障資金協力3 【第11回】 草の根・人間の安全保障資金協力4 【第12回】 草の根援助の評価 【第13回】 援助の費用対効果 【第14回】 望ましい援助とは 【第15回】 まとめとテスト
|