Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

現代経済の課題B II 加賀美 充洋
選択必修  2単位
【経済】 14-1-1110-1966-06A

1. 授業の内容(Course Description)

 日本の援助を形態別に解説し、実際に日本の政府開発援助(ODA)を実施した体験から具体的に「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を取り上げて解説する。案件選択過程、実施体制、実施面の苦労・問題点、受益者の反応、広報・宣伝活動等を紹介する。それらの経験から導かれる望ましい援助を考える。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 援助は日本の味方を増やすために行うが、今までの援助はあまりうまくいったと言えないものも多い。援助を効果的に、国益にかなったものとするための方策を考える。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席状況30%、授業中の積極性10%、中間・期末テスト(必須条件)60%

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 授業中に適宜プリントを配布する。  
 参考文献は、加賀美充洋『貧困国への援助再考-ニカラグア草の根援助からの教訓』アジア経済研究所、2009年。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 新聞に目を毎日通し、援助関連のニュースに絶えず気をつけること。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 援助に関する知識・見聞を蓄積するため、マスコミや援助機関の広報に絶えず関心を払いフォローする。また授業中の積極的な質問・意見表明を歓迎する。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 途上国への援助はなぜ必要か
【第2回】
 援助の形態
【第3回】
 援助の実行組織
【第4回】
 援助の例紹介
【第5回】
 有償・無償資金協力
【第6回】
 「見返り資金」協力
【第7回】
 草の根・人間の安全保障資金協力1
【第8回】
 中間小テスト
【第9回】
 草の根・人間の安全保障資金協力2
【第10回】
 草の根・人間の安全保障資金協力3
【第11回】
 草の根・人間の安全保障資金協力4
【第12回】
 草の根援助の評価
【第13回】
 援助の費用対効果
【第14回】
 望ましい援助とは
【第15回】
 まとめとテスト