Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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現代経済の課題B I 加賀美 充洋
選択  2単位
【経営】 14-1-1110-1966-07A

1. 授業の内容(Course Description)

 日本は毎年1兆円に近い政府開発援助(ODA)を発展途上国に供与している。これらの援助は何のために行われるのだろうか?それは受け取る側の国にとって役立っているのだろうか。われわれの税金から出される巨額援助の実態を分析し、真に必要な援助とは何なのかを他の先進国とも比較しながら検討する。先生自身の直接援助を行った経験、国際協力機構援助経験者からの講演等を織り交ぜて授業を行う。わかりやすくするためにスライドを多用する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 春期は援助の目的、形態、実施体制、受益国等を他国の援助とも比較しながら検討する。特に技術協力を中心に先生の携わったアジアにおける人材養成事業を説明する。秋期には日本の形態別援助を解説し、援助の実例を具体的に示す。そしてそこから導かれる援助の望ましい形を模索する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席状況30%、授業中の積極性10%、中間・期末テスト(必須条件)60%

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:加賀美充洋『ミャンマーの夜明け』日本経済評論社、2013年。
 参考文献:外務省、『日本の国際協力2013年版』並びに『政府開発援助―ODA国別データブック2013』2013年

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 指定教科書を必ず読んで授業に出ること。
 新聞に目を毎日通し、援助関連のニュースに絶えず気をつけること。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 政府開発援助に興味のある学生、将来援助行政や実施機関、NGO等で働くことに関心のある若者、並びに援助と開発、発展途上国に興味のある学生を歓迎する。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 なぜ援助するのか(情けは人のためならず)
【第2回】
 援助は役に立っているか?
【第3回】
 援助の分類
【第4回】
 技術協力
【第5回】
 国際協力機構(JICA)の事業
【第6回】
 テキスト1
【第7回】
 テキスト2
【第8回】
 中間小テスト
【第9回】
 テキスト3
【第10回】
 テキスト4
【第11回】
 テキスト5
【第12回】
 テキスト6
【第13回】
 外国のODA1
【第14回】
 外国のODA2
【第15回】
 まとめとテスト