Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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産業・企業研究 I 石川 正史
選択  2単位
【観光経営】 14-1-1110-3395-19A

1. 授業の内容(Course Description)

 本講義では、自動車産業と自動車メーカーの歴史・現状・将来を総合的に理解することを試みる。自動車が誕生して1世紀以上が経過した。この間、自動車は急速に普及し、身近な移動手段として、又魅力的な消費財として世界中で、人々にとって生活に不可欠な地位を確立した。又、需要の拡大に伴って資金・人材・設備・素材・技術が大量に投入され、極めて裾野が広く、経済全体への重要度・影響力の高い産業と位置付けられている。日本の自動車産業は質量両面で世界のトップクラスに立っているが、先進国市場の飽和と新興国市場の急速な伸張の中で熾烈な国際競争に曝されている。自動車メーカーは品質と生産性で高いレベルを維持しながら、環境・安全・情報通信技術に取り組み、消費者と社会の厳しい要求に応えて行かなければならない。本講義ではそのような世界の自動車市場と自動車メーカーの現状を捉え、未来の自動車と交通システムについても考えたい。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 世界主要国自動車市場と自動車メーカーに関する基礎知識を習得し、今後の業界やメーカーの動き、更にはハードウェアとしての未来の自動車の形と、交通システムを考察する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席率と、中間及び期末試験の結果によって評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストとしては配布プリントを使用、参考書は適宜講義で指示する。同時に各種日刊紙を常時参考に使用する。又、時に英文資料の使用を考慮している。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 自動車関連の報道は日常的に大量に行われている。学生はメディアを通じて自動車関連事項を常時チェックした上で講義に臨むと同時に、こちらからも適宜有用な資料を提示する。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 自動車は日常において極めて身近なものでありながら、その巨大な裾野の中で、想定以上に我々自身と複雑な接点を有する。従って学問として取り組むと同時に、将来的な職業としての考察も求めたい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 自動車産業の歴史
【第3回】
 日本の自動車産業の発達
【第4回】
 自動車産業の位置付け
【第5回】
 グローバルな合従連衡
【第6回】
 日本の自動車メーカー① トヨタ
【第7回】
 日本の自動車メーカー② ホンダ
【第8回】
 日本の自動車メーカー③ 日産
【第9回】
 日本の自動車メーカー④ その他
【第10回】
 世界の自動車メーカー① 北米
【第11回】
 世界の自動車メーカー② 欧州
【第12回】
 世界の自動車メーカー③ アジア
【第13回】
 自動車と環境・安全
【第14回】
 これからの自動車
【第15回】
 総括