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授業の内容(Course Description) |
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都市の魅力は、利便性の高さであり、文化芸術の中心であり、都市住民の多様性と語られる。しかし、その裏面には、都市の抱える様々な問題、いわゆる都市問題がある。日本に即して言えば、高い地価から規定される狭隘な住宅であり、毎日の交通渋滞であり、長距離通勤であり、大気汚染、騒音、振動などの環境問題であり、犯罪率の高さである。 この講義では、日本の都市の経済の実相を、いくつかの基本的なケースを具体的に取り上げながら、現代の都市経済の動きを考察していこうとするものである。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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都市経済についての基礎的な知識を習得し、都市経済の現状やその課題について一定の考察を進めることができることを目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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原則として定期試験の成績で評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:中村剛次郎編『基本ケースで学ぶ地域経済学』有斐閣 2008年1月(2,400円+税) 参 考 書:佐々木公明・文世一著『都市経済学の基礎』有斐閣 2000年5月(2,000円+税) その他、必要に応じて、講義の中で指示する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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テキストの毎回の該当部分を予習すること。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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秋学期に開講される都市経済学Ⅱとの連続履修を要望する。 都市経済に関心があり、授業を集中して受講する学生を歓迎する。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 地域経済 【第3回】 都市と農村 【第4回】 都市の形成 【第5回】 世界都市・東京(1) 【第6回】 世界都市・東京(2) 【第7回】 世界都市・東京(3) 【第8回】 横浜・川崎・神奈川(1) 【第9回】 横浜・川崎・神奈川(2) 【第10回】 横浜・川崎・神奈川(3) 【第11回】 横浜・川崎・神奈川(4) 【第12回】 福岡・札幌(1) 【第13回】 福岡・札幌(2) 【第14回】 福岡・札幌(3) 【第15回】 まとめとテスト
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