1. |
授業の内容(Course Description) |
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市場における売り手と買い手の意思決定を扱う。市場では「価格」という媒体が色々な情報を伝えてくれるため、一般の場合よりは問題が単純になっている。需要曲線と供給曲線による初歩的な分析を概観した後、「競争均衡は効率的である」という古典的命題の意味をより深く学ぶ。その後、市場機能の限界と、市場の失敗を補正する政府の役割について議論する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ミクロ経済学の基礎となる、市場の機能とその限界に関する知識を得ることを目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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ほぼ毎回行う小テスト(25パーセント)と期末試験(75パーセント)の結果で評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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柳川隆、町野和夫、吉野一郎(2008)『ミクロ経済学・入門 ビジネスと政策を読みとく』、有斐閣アルマ。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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復習に重点をおくこと。特に問題演習は重要である。ノートや参考書を読むだけで、例題・問題は解かない、という勉強をする学生がいるが、これではわかったことにならない。例題・問題は解き方を読むだけでなく、自分でペンをもってノートに解きなおすべきである。問題を解けば自然にわかってくることは多い。わかっていることとわからないことを明確に区別して、理解できていない解説を紙に何回でも再現すること。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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継続的に学習すること。どんなに忙しい日でも、10分でも構わないので、毎日勉強する時間をとること。停滞は後退である。 丁寧にやること。つまみ食い的な勉強は基礎科目においては百害あって一利なしである。100パーセントわかるところからスタートして、一歩一歩丁寧に勉強するのが、結局のところ、最も楽な方法である。あせりは禁物である。 どんなに丁寧に勉強してもわからないところは、躊躇せずに質問すべきである。質問する相手は教員でも友人でも誰でも構わない。困ったときに人に頼ることもれっきとした能力のひとつである。 定義を大切にすること。ミクロ経済学がわからなくなる原因の多くは定義の理解が不十分なことにある。定義とは、ある概念を、過不足なく説明し、約束することである。スポーツをやるのにルールを覚えるがごとく、推理小説を読むのに登場人物の名前を覚えるがごとく、ミクロ経済学を勉強するにあたっては、ミクロ経済学の専門用語の定義を覚えること。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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受講生の理解などにより進度・内容を変更することがある。 【第1回】 イントロダクション 【第2回】 ミクロ経済学とは 【第3回】・【第4回】 消費者の行動 【第5回】・【第6回】 企業の行動 【第7回】~【第9回】 市場均衡と経済厚生 【第10回】~【第12回】 外部性と公共財 【第13回】~【第15回】 税制、社会保障制度と分配
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