Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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演習 II 新田 忠誓
必修  2単位
【観光経営】 14-1-1120-0409-16A

1. 授業の内容(Course Description)

 本演習では、企業の公表する(金融商品取引法上の)財務諸表を利用して、企業活動の評価すなわち財務諸表分析を行います。
 演習Iの継続をします。演習Iでは、収益性の分析を行いましたから、演習IIでは、安全性の分析にウエイトを置いて、財務諸表分析を進めます。
 演習IIでは、テキストを中心に財務諸表分析を行ってきましたが、演習IIでは、受講者が興味を持っている企業の財務諸表を実際に取り上げて、その企業の良し悪しを分析・評価してもらいます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 後期では、安全性にウエイトを置き、企業の評価を行います。
 具体的な資格取得の目標として、10月26日(日)に行われる全商会計実務検定試験「財務諸表分析」の合格を目指します。なお、昨年のゼミ生の合格率は90%でした。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 毎回の出席は、当然ですが(演習の企画への参加の姿勢も評価します。)、授業時間に行う財務諸表分析の作業状況やレポート等により、総合的に行います。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:新田忠誓監修(2014)『全商会計実務検定試験 財務諸表分析』(五訂版) 実教出版
 参考文献:新田忠誓他著(2014)『財務諸表分析の理論』 中央経済社(刊行予定)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 分析作業は、時間がかかることがあります。そのためには、自宅で作業することも必要です。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 財務諸表分析を通じて、企業と社会を見る眼を養ってください。そのためには、新聞の経済記事やテレビの経済ニュースに興味を持ってください。
 演習は、受講者相互の人間関係も重要です。楽しい雰囲気も作りましょう。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス:今後のゼミの進め方の説明と収益性分析の総括と復習
【第2回】
 安全性の分析の入口
【第3回】
 安全性分析:短期の安全性
【第4回】
 安全性分析:長期の安全性
【第5回】
 安全性分析とキャッシュ・フロー計算書
【第6回】
 中間まとめと会計実検定試験受験対策
【第7回】
 企業の選択と財務諸表の手に入れ方
【第8回】
 財務諸表分析の実践-その1
  ここからは、各自の選択した企業の分析を行います。
【第9回】
 財務諸表分析の実践-その2
【第10回】
 財務諸表分析の実践-その3
【第11回】
 中間報告 これまでの各自の分析結果を報告し、相互に討論をしてもらいます。
【第12回】
 企業の経営管理活動の評価の総括-その1
【第13回】
 企業の経営管理活動の評価の総括-その2
【第14回】
 企業評価と株価
【第15回】
 演習の総まとめを行います。