Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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演習 II 円谷 洋一
必修  2単位
【経営】 14-1-1120-2773-14A

1. 授業の内容(Course Description)

 本ゼミのテーマは、「企画力養成」。
 激しく変化し高度化するビジネス社会において求められる能力は、正解のない課題に対し最適解を提示することのできる「問題解決能力」です。
 ひと口に「問題解決能力」といっても、それは複数の要素から成り立っています。
   『洞察力』:現状分析力、問題発見力、問題分析力
   『企画力』:解決策探索力、アイデア発想力
   『説得力』:論理構築力、企画書作成力、プレゼンテーション力
   『実行力』:現状対応力、突破力
 本ゼミ演習では『洞察力』『企画力』に焦点を当て、一般論・既知常識に縛られることなく新鮮な視点から世の中の事象やヒット商品を捉え直す姿勢と技法の研鑽を通じ、「問題解決能力」の育成を図りたいと考えています。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 誰もが発信メディアを持ち自己表現できる時代。だからこそ、問われるのが「発想力」と「企画力」。
 「発想」とは"2つ以上の記憶の複合"、云いかえれば"記憶されたバラバラのことがらの、新しい、そして役に立つ組み合せ"、と定義されています。
 そして「企画」とは、発想されたアイデアを現実に対応させ、論理的説得力あるものとして構築するプロセスです。
 そのために各種技法の演習を通じ、情報収集力を強化し、右脳(感覚脳)の活性化を促しメンタルブロックを取り除くことにより、皆さんの"アタマを柔らかく"します。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席点を基本とします。
 併せ、取り組み姿勢と発表成果を加味します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 プリントならびに演習シート配布
 ゼミメンバー個々人の関心領域に関する資料・データ・文献

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

発想力とかクリエイティブな思考の育成には、日常における意欲的、もっと云えば貪欲な“情報接触”“行動変化”が不可欠です。従来の自分の行動様式や思考スタンスにしがみついていては、何の成長もありません。秋期の「演習」に向け、夏休み中に“自分自身の殻を破る”姿勢を怠りなく試行しておいてください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 当ゼミの狙いは、「演習」を通じ、皆さんの"アタマを絞る癖をつける""アタマを柔らかくする"ことです。
 "演習"と"理解"を積み重ねていきますので、出席と演習参加が不可欠となります。
 1コマ完結型の演習形態ではありませんし、基本がグループ演習ですから、欠席は自分が損するばかりでなくゼミ仲間にも迷惑をかけます。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 春期成果の確認
【第2回】
 演習テーマの策定
【第3回】~【第5回】
 テーマ分析と、チェック&カウンセリング
【第6回】~【第12回】
 各種技法を駆使した問題解決演習(グループ演習)
【第13回】・【第14回】
 成果発表&講評
【第15回】
 全体講評ならびに、ビジネス社会に向けた研鑽姿勢