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授業の内容(Course Description) |
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最近では、リスクという言葉をよく目にしますし、耳にします。この授業では、リスクという用語はどのような意味で使われているか、ということから始めて、リスクを処理するにはどのような方法があるか、そしてリスク処理の方法として最も重要な保険の基礎的な知識および理論を講義します。保険といってもいろいろありますが、できる限り皆さんになじみのある自動車保険を例に取って授業を進めていきます。授業の仕方は、基本的に講義形式で行いますが、出来る限り質問を投げかけ、それに解答・回答をしてもらいながら、進めていきます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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リスクの存在を認識し、一定程度その処理の仕方について考えることのできる能力と保険の基本的な知識を身につけることを授業の到達目標とします。具体的には、ファイナンシャルプランナー資格試験3級に合格できる程度の知識を身につけてもらいます。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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中間試験と期末試験の成績70%、出席状況・受講態度・課題の提出状況30%を目安として、総合的に評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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近見・堀田・江澤編『保険学』有斐閣をテキストとします。参考文献は、授業中に適宜紹介します。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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テキストの関係個所をあらかじめ熟読し、授業終了後は、テキストにある演習問題を解いて復習してください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業に出席し、ノートをしっかり取ってください。遅刻は、受講者に迷惑になりますから、厳禁です。また、質問を歓迎します。疑問に思ったことは、是非質問してください。なお、資料は授業中に配布しますから、出席していないと資料を受け取ることができなくなります。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション。講義の進め方、勉強の仕方、評価の詳細等について説明します。同時に、この授業で何を学びたいかについてアンケートを行います。 【第2回】 リスクとは? リスクについて考えてもらいます。 【第3回】 リスクの定義。リスクをどのように定義するかを考えてもらいます。 【第4回】 リスク・ぺリル・ハザード。リスクと密接な関係にあるぺリルとハザードがどのような概念であるかを考えてもらいます。 【第5回】 リスクとコスト。リスクには、コストがかかりますが、それはなぜかについて説明します。 【第6回】 リスクの評価①。リスクをどのように評価するかに説明します。 【第7回】 リスクの評価②。前回に引き続き、リスクをどのように評価するかについて説明します。 【第8回】 これまでの復習を行います。同時に、どの程度知識を身につけたかを確認するために中間試験を行います。 【第9回】 リスクの処理。リスクに対してどうすれば良いかについて考えてもらいます。 【第10回】 リスクの処理方法。リスクを処理する方法としてどのようなものがあるかについて説明します。 【第11回】 リスクの処理方法としての保険制度。リスクを処理する方法として、どのような点で保険が優れているかについて説明します。 【第12回】 保険制度成立の大前提。保険制度が成立するためには、どのような条件が大前提として満たされなければならないかについて考えてもらいます。 【第13回】 保険の定義①。保険の定義に関する学説について説明します。 【第14回】 保険の定義②。前回に引き続き保険の定義に関する学説について説明します。 【第15回】 復習。これまでの授業内容について復習を行います。疑問があれば、積極的に質問してください。同時に、どの程度この授業で説明した事項を理解したかを確認するために期末試験を行います。
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