Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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産業・企業研究 I 小松 秀史
選択  2単位
【観光経営】 14-1-1120-3748-07A

1. 授業の内容(Course Description)

 皆さんが社会に出るにあたり、「職業を選択する」というステップが控えていますが、そのステップにおいて「選択の対象となる業界が今後、社会で果たして行く役割,業界を取り巻く環境、課題,それへの対応等を検討する」のは重要なプロセスです。
 更に「企業に就職する」という選択をした場合には、次のステップは「どんな企業を選ぶか?」という事になりますが、このプロセスにおいては「企業評価をするためのツール(財務諸表の分析法、業界における競争力評価の手法等)が必要」です。
 この授業では「産業構造の分析手法」と「企業評価のツール」の学習をします。
 学習の方法としては、講義に加え、「皆さんが数人単位のグループとなって課題を解決する手法」も取り入れ、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力の向上も図ります。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 「産業構造の分析手法」と「企業評価のツール」を学び、それらを、自らの職業を選択する際に、十分に活用し、悔いの無い判断が出来るレベルに到達して欲しい、と考えます。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業への出席率、期中に数回実施予定のテスト、期末テスト、クラス・パーティシペーションを総合的に評価します。各評価項目への割り振りはおおよそ3:3:3:1です。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 各授業ごとに適宜、教材プリントを配布します。
 参考図書:『会社四季報業界地図』東洋経済新報社、『財務諸表分析』桜井久勝・中央経済社

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 ビジネス社会では情報の質・量が極めて重要です。TV、新聞、雑誌、ネット等のメディアを通じて、質の高い情報を常に入手するようにしましょう。更に、その情報内容が実現するとどんな影響が予想されるのか?それに対し、どんな対応をすべきなのか?を考え、実践する癖を身につけるようにしましょう。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 英語は事実上の世界共通言語です。皆さんがどんな職業を選んでも英語が使えれば可能性が広がります。なるべく早いタイミングで英語を身につけるようにしましょう。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 日本の産業構造概観
【第3回】
 主要各国の産業構造との比較
【第4回】
 企業の分類基準(規模、株式上場等)
【第5回】
 企業グループのつながりの基盤1(カネ)
【第6回】
 企業グループのつながりの基盤2(モノ)
【第7回】
 企業グループのつながりの基盤3(ヒト)
【第8回】
 会社法
【第9回】
 企業活動に関する規制・ルール
【第10回】
 品質管理
【第11回】
 危機管理(BCP等)
【第12回】
 グローバル化への対応
【第13回】
 M&A
【第14回】
 環境問題
【第15回】
 まとめ