Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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演習 I 酒井 正子
必修  2単位
【観光経営】 14-1-1130-1575-11A

1. 授業の内容(Course Description)

 航空事業・航空機・空港に関心がある学生をゼミ生として迎えているので、それぞれの知識や興味をゼミ生全員が理解し共有することを目指す。そのうえで、一学期のゼミ授業を通じて、知識を最新にし、かつ深める過程で、仲間をつくり、調査能力やプレゼンテーション能力を培う内容に重点を置く。
 社会人として世に出たとき、まず必要とされるのは、①上司や同僚と協力・連携して一つの仕事を継続・成就する能力、②短時間に必要事項を簡潔にまとめる能力、③それを人に分かり易く伝える(プレゼンテーション)能力、の3つの能力であろう。こうした能力を、毎回の発表実践によって訓練していく。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 自身(就職した自社)が居る現在をつねに大きな時間軸において客観的に眺めることが出来るよう、学生諸君に歴史観・大局観を持つことを学んでもらい、多様な思考回路・方法があることを知ってもらう。
 ゼミ生同士が協力・連携し、学びあい切磋琢磨することを目指す。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 ゼミでは原則、遅刻を認めない。これまでの他の授業とは異なる場であることを充分に認識すべし。毎回出席は最低限の義務であり、最終評価の30%とする。欠席が多い学生は落第させる。
 成績評価は、出席度合い、勉学意欲、討論への参加、リーダーシップ、レポートの作成発表とその完成度に基づき総合評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 参考文献:東京大学航空イノベーション研究会編『現代航空論-技術から産業・政策まで』東京大学出版会、2012年

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 航空・空港などについて、新聞マスコミでどう報道されているかを関心をもって追跡すること。通常の授業が受け身であるのに対して、ゼミは自分で学ぶことが基本である。日頃から自分の研究課題について情報収集に力を注ぐよう心掛けよ。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ゼミ生はまず自分の研究課題の知識増強に務め、あるいはグループ発表に仲間と力を合わせてまとめることを心掛けよ。さらに、ゼミ生仲間の発表を真剣に聞いて概略理解をすることも劣らず重要である。授業中は、自他を問わず発表後の質疑応答への心構えを怠ってはいけない。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

 初回はゼミ生全員が関心事項を互いに紹介しあう。
 第2回は教官が航空・空港の現状を研究することの意義や論点を紹介する。
 第3回目以降第15回目までの間、毎回ゼミ生が数人ずつのグループに分かれて自分たちが共通で持つ関心分野の発表をしていく。発表資料の内容について随時指導する。また、ゼミ生の希望ならびに必要に応じて発表資料や配布資料の作成を指導するとともに、解説を行う。随時、個別指導を行う。