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授業の内容(Course Description) |
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本演習では、「場所」や「地域」を理解するための調査や研究の方法を学びます。また、秋期の演習Ⅱと併せて受講する事で、文献の読み方、調査計画の建て方、調査の仕方、調査結果のまとめ方、調査結果の考察の仕方、レポート・論文の書き方、発表の仕方といった卒業論文に必要な一連のスキルを身に付けます。 本年度は東京島嶼部の東京都新島村(新島・式根島)を対象地とします。新島村の主な観光資源として新島ではサーフィンやガラス、式根島では海水浴やダイビングが有名です。しかし、島嶼部ということもあり、近年では高齢化と人口の減少が続いています。そんな新島村に対して、我々ができる観光の調査や研究を議論、決定し、実行します。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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本演習の到達目標は主に以下の5点です。 ・自ら、もしくはグループで課題の設定を行えるようになる。 ・文献等を用いて、場所や地域の理解ができるようになる。 ・現地調査(フィールドワーク)の手順や手法を取得する。 ・現地の方々などを始めとする学外の方々とのコミュニケーション能力が向上する。 ・グループワーク等での役割分担や協調性を重視できる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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本演習では、出席はもちろんの事、学生による主体的な発言や行動を重視して成績を評価します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは特に指定しません。 参考文献 ・梶田真ほか編 2007.『地域調査ことはじめ』 ナカニシヤ出版. ・日本建築学会編 2012.『建築・都市計画のための調査・分析方法』 井上書院. ・宮本常一・安渓遊地 2008.『調査されるという迷惑』 みずのわ出版. ・野間晴雄ほか 2012.『ジオ・パルNEO』 海青社.
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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本演習は新島村(新島・式根島)をフィールドとする演習です。そのため、新島や式根島についての知識はもちろん、島嶼部の観光についての知識などを事前に勉強しておくと良いでしょう。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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本演習では、春期間中に巡検(金曜夜発・日曜帰着を予定)を、夏休み中に現地調査(1週間程度を予定)を実施します。履修者は原則参加とします。そのため、時間や旅費等が必要となるので留意して下さい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 【ガイダンス】 【第2回】 論文検索の方法 【第3回】 新島村の観光について 【第4回】 新島村の地形・地質について 【第5回】 新島村の歴史について 【第6回】 観光に関わる文献紹介 【第7回】 観光に関わる文献紹介 【第8回】 観光に関わる文献紹介 【第9回】 新島村の観光に関わる文献紹介 【第10回】~【第12回】 【巡検(現地実習)】 【第13回】 調査内容の検討 【第14回】 調査内容の検討 【第15回】 調査内容の決定 ※ 演習の受講者数や進行状況によっては計画が変更されることがあります。
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