Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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刑法各論A 増田 隆
選択  2単位
【法律】 14-1-1210-1781-11A

1. 授業の内容(Course Description)

 「その犯罪が成立するためには、どのような要件を充足する必要があるのか?」、すなわち個別具体的な犯罪成立要件について、必要なときには他の法分野(とりわけ民事法)の概説も交えつつ、実際の裁判例を可能な限り多く紹介しながら、説明したいと思います。刑法各論は、総論ほど抽象的で難解なイメージはないと思いますので、向学心が強い他学部生の受講も歓迎します。なお、半期で一区切りになるようにするため、財産犯は刑法各論Ⅱ/Bで集中的に扱います。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ①実際の裁判例を通じて、重要な犯罪の成立要件の基本的な知識を有し、その概要を理解してもらうこと。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 筆記試験

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 高橋則夫『刑法各論』(成文堂 2011年)
 成瀬幸典ほか『判例プラクティス 刑法II[各論]』(信山社 2012年)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 教科書の該当箇所を通読してください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 法律学習の基本は教科書を読むことです。ですから、受講生は指定教科書を読むことにより、知識を定着させてください。また、知識の単なる丸暗記に終始することなく、「なぜ?」と自問する探求心を、刑法を素材に身につけてもらいたいと思います。授業に出席して学ぶことはもちろんのこと、他人と場所及び時間を共有していることを常時意識して、私語を慎む等各自自覚してください。なお、小テストや任意レポートを行う予定はありません。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 刑法各論とは何か?
【第2回】
 生命に対する罪(1)
【第3回】
 生命に対する罪(2)
【第4回】
 身体に対する罪
【第5回】
 自由に対する罪(1)
【第6回】
 自由に対する罪(2)
【第7回】
 自由に対する罪(3)
【第8回】
 自由に対する罪(4)
【第9回】
 人格的法益に対する罪
【第10回】
 信用及び業務に対する罪
【第11回】
 放火罪(1)
【第12回】
 放火罪(2)
【第13回】
 偽造罪(1)
【第14回】
 偽造罪(2)
【第15回】
 総復習