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授業の内容(Course Description) |
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われわれが生活するうえで医療はなくてはならないものであるが、それだけに医療にまつわる法的問題も数多く生じている。それらのなかには、訴訟となり、裁判所が判断を示しているものも少なくない。 本演習では、医療事故に関する裁判例を取り上げ、これを総合的に検討することとしたい。その際、判例とは何か、判例をいかに読むべきかを、単なる抽象的な方法論としてではなく、個々の判例ないし裁判例を分析・検討するなかで具体的に考える。 具体的には、ルンバール・ショック事件をとりあげ、最高裁判決までの判決文を精読する。さらに、これを踏まえたうえで、原告側、被告側、裁判所に分かれて模擬裁判を行う。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・形式的には、裁判例を読み、要点をまとめ、報告ができること ・それ以上に、提示された物を単に読むだけではなく、想像しつつ読み、疑問を感じ、考えることが重要。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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演習への出席状況、ゼミへの参加の姿勢、報告の内容などにより総合的に判断します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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その都度指示します。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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・毎回、報告の担当学生を予め決めますので、その時間の報告担当者は、レジュメを作成し、人数分コピーしてくる必要があります。 ・また、報告担当でない学生も、その回で取扱う裁判例については目を通していることを前提としてゼミを進めます。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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いうまでもないことですが、演習は受講者の積極的な参加によって初めて成立します(議論に参加することなく、ただ出席しているだけでは演習への出席とは認められません)。積極的に参加しようと思えば、毎週、ある程度の時間をその準備にあてる必要があります。自分が報告を担当する時だけ準備をすればよいというものではないということに注意してください。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス、イントロダクション 【第2回】~【第15回】 ※詳しくは第1回目の演習時に指示します。
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