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授業の内容(Course Description) |
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火災により生命、財産に被害を生じさせないようにするための火災予防は、消防の重要な任務の一つとされています。消防機関が行っているこれらの火災予防行政は、防火対象物や危険物施設に対し、消防法に基づく審査、検査、立入検査、措置命令などを通じて行われています。 こうした予防業務を的確に行うため、消防機関において予防業務を担当する組織には、予防技術資格者を配置することとされており、予防技術検定の合格者であることは、この予防技術資格者の資格要件とされています。このように、予防技術検定に合格することは、消防機関において求められる資格の一つとなっているほか、建築物や危険物施設の安全管理に携わる関係者にとっても有用な資格となるものと考えられますが、本講義は、この予防技術検定を受験するために必要な授業科目の一つとして認められているところです。 本講義は、予防行政の柱の一つである危険物規制行政について、予防技術検定(危険物)の科目範囲をカバーして、規制の体系、危険物の指定、製造所等のハード面の対策、危険物の貯蔵・取扱いのソフト面の対策等について理解しやすいよう整理・解説します。 なお、本講義は、危険物施設における必須資格である危険物取扱者試験の試験科目ともその内容が相当部分重複することから、危険物取扱者(乙種、丙種)の資格取得を目指す者にも有用なものと考えられます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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消防機関が行う危険物規制行政について、その制度と果たしている役割について理解し、予防技術検定(危険物)等に必要な基本的な知識を習得するとともに、火災などの事故のない安全な社会を実現するための考え方について理解できるようになることを目標とします。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況及び授業参加態度を重視し、小テスト(14回予定)及び授業内試験を実施して、総合評価します。 ただし、原則として授業を1/2以上欠席した場合は不合格とします。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考文献 『予防技術検定のための消防予防概論 ─第4巻 危険物─』(一財)日本消防設備安全センター 『予防技術検定のための消防予防概論 ─第1巻 共通科目─』(一財)日本消防設備安全センター 『消防関係法規集』(株)近代消防社
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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関係法令(消防法、危険物の規制に関する政令等)の必要個所について、事前に目を通しておくこと。また、小テストの内容とその関連事項について復習しておくこと。 なお、必要な関係法令及び小テストの内容、解説等については、随時Web Classに公開する予定です。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業中の理解をより深めるため、事前に目を通した関係法令を参照し、確認しながら講義を聴くよう努めてください。 本講義は、我々の生活に欠かせない石油類や化学製品などの危険物の保安確保がどのようになされているのかについて理解することを目的としています。授業で学習した内容も活かして、災害・事故から自分自身や身近な人々の安全を守れるよう生活されるとともに、地域社会の安全・安心の実現のために自ら貢献されることも期待します。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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授業は、次の内容について講義形式で行い、原則として各授業の最後に小テストを実施し、各回授業のポイントに関し復習して、理解を深めることとします。また、最終の授業においては、予防技術検定の専攻科目(危険物)と同じ形式で授業内試験を実施します。 【第1回】 危険物規制の概要 【第2回】 危険物の指定 【第3回】 指定数量 【第4回】 製造所・一般取扱所 【第5回】 屋内貯蔵所・屋外貯蔵所 【第6回】 屋外タンク貯蔵所・屋内タンク貯蔵所 【第7回】 地下タンク貯蔵所 【第8回】 移動タンク貯蔵所 【第9回】 給油取扱所 【第10回】 消火設備・警報設備・避難設備 【第11回】 貯蔵、取扱い 【第12回】 運搬、移送 【第13回】 危険物取扱者、予防規程等 【第14回】 保安検査、定期点検 【第15回】 まとめ、授業内試験
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