Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
中等教育論 澁澤 文隆
選択必修  2単位
【こども教育】 14-1-1331-3233-18A

1. 授業の内容(Course Description)

 今日の中学校・高等学校教育の現状や課題について幅広く、教育の基礎・基本を踏まえて言及し、学校教育の見直しや改善の方向、ポイントについて理解・把握できるようにする。このため、最初に学習指導対象の中・高生の特質について検討し、それに関連する教育的課題について考えた上で、社会の変化と関連付けて今日の中学校・高等学校校教育の現状や課題について考える。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 1 学校教育は子どもの成長を扶ける営みであること、そして学校教育には現代社会を構成する一員として的確に自己実現を図るための基礎・基本となる能力や態度を一人ひとりの生徒にはぐくむことが要請されていることを理解し、学校教育の役割や教員の仕事の重要性を踏まえた教育観や指導力を身に付ける。
 2 入試で大きく歪んでいる今日の学校教育の現状と課題を直視し、それらの改善、解決の方向や方途について考え、自分なりに具体策を持ってそれらの課題に取り組んでいく能力や態度を身に付ける。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 以下の点から総合的に判定する。
 期末テストの結果(60%)、授業の出席、参加状況(20%)、レポート・提出物の出来(20%)

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストは特になし
 参考文献は授業の中で適宜、紹介する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 前時の最後に、次時のテーマや課題について紹介するので、それを踏まえて情報収集に努め、自分なりの考えや資料を持って参加するようする。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ワークショップやグループでの話し合いの場を多く設定するので遅刻は厳禁。また、グループは随時工夫して編成するので、どんなグループ編成になっても日ごろの仲間の壁を乗り越えて積極的に参加するように努めてほしい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 オリエンテーション 次時の課題提起
【第2回】
 中・高生の特質を考える-発達段階から見た中・高校生
【第3回】
 中・高生の特質を踏まえて考える1-見つめよう!いじめ問題の実情を
【第4回】
 中・高生の特質を踏まえて考える2-考えよう!いじめ問題の解決策を
【第5回】
 中・高生の特質を踏まえて考える3-軌道に乗せよう!進路指導
【第6回】
 中・高生の特質を踏まえて考える4-学校に部活動は必要か
【第7回】
 中・高生の特質を踏まえて考える5-部活動に指導者は必要か
【第8回】
 中・高生の特質を踏まえて考える6-みんなが生き生きする集団づくりを!
【第9回】
 社会の変化と学校教育1-生涯学習社会の学校教育を考える
【第10回】
 社会の変化と学校教育2-受験過熱化の背景を考える
【第11回】
 社会の変化と学校教育3-受験でゆがめられる中・高校教育を考える
【第12回】
 社会の変化と学校教育4-高校入試、大学入試の改善を考える
【第13回】
 社会の変化と学校教育5-学校と家庭の勉強の連携を考える
【第14回】
 社会の変化と学校教育6―学校週5日制、長期休暇の存廃を考える
【第15回】
 社会の変化と学校教育7-○○教育の要請、総合学習を考える