Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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教育・心理統計 II 山村 豊
選択  2単位
【初等教育】 14-1-1333-3085-30A

1. 授業の内容(Course Description)

 本科目では、教育・心理領域で行われる調査に必要な統計的知識と、データを表計算・統計ソフトウェアを使いつつまとめ分析する実践的技術を学ぶ。
 具体的には①尺度と変数、度数分布の概念、②代表値や散布度、尖度・歪度等の概念と表計算ソフトウェアによるそれらの算出方法、③確率論と基礎と検定・推定の理論、④推測統計の概念と表計算・統計ソフトウェアによる算出方法を理解・習得し、実際のデータを統計的に分析できることを目指す。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ・尺度や変数、度数などのデータを分析する際に必要な統計学の基礎がわかる
 ・基本統計量とその算出方法がわかる
 ・確率論的な考え方、検定・推定の概念とそれらの実際のデータへの応用の仕方がわかる
 ・相関係数、クロス集計、平均値の差の検定、回帰分析の概念と実際のデータへの応用の仕方がわかる

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業時の課題50%、学期末に提出するレポート50%

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:櫻井広幸、神宮英夫『使える統計―Excelで学ぶ実践心理統計』ナカニシヤ出版 2003
 参考文献:篠原、清水、榎本、大屋根『社会調査の基礎―社会調査士ABCD対応』弘文堂 2010

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 統計スキルは繰り返しが必要なので、練習問題をこなすこと

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 社会調査、心理調査など、データを用いた教育学演習や卒業研究を履修する学生に強く薦める.

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 教育・心理・社会調査と統計学
【第2回】
 尺度と変数
【第3回】
 度数分布とグラフ
【第4回】
 代表値と散布度
【第5回】
 尖度・歪度、正規分布と標準偏差、偏差値
【第6回】
 確率論の基礎と検定・推定の理論と応用、抽出法
【第7回】
 相関係数と偏相関係数
【第8回】
 独立性の検定、属性相関係数(クロス集計)
【第9回】
 t検定、一元配置分散分析
【第10回】
 二元配置分散分析
【第11回】
 回帰分析
【第12回】
 多変量解析の基礎
【第13回】
 因子分析
【第14回】
 重回帰分析
【第15回】
 まとめ