Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
教育学演習 I 辻 政博
必修  2単位
【初等教育】 14-1-1333-3258-14A

1. 授業の内容(Course Description)

 本年度は「造形素材の研究〜ものと遊ぶ〜」をテーマに研究する。
 子どもの造形表現、造形活動は、「材料・場」「操作」「イメージ」などを基本的な造形要素から成り立っている。本演習では、造形表現、造形活動を成り立たせている「造形素材」に着目し、造形教育への理解を深めながら、研究を進める。「自然材」「人工材」「描画材」に加え、「環境」や「人とのかかわり」の視点からも研究を進める。また、「遊び」のもつ教育的意義にも着目し、子どもの表現活動を捉えていく。
 造形素材研究A、B、C、Dの課題を、実技を通して理解を深めながら、各自、自分のテーマを設定し、題材研究を行い、レポートを作成する。
 研究のまとめでは、作成したレポートをもとに発表と協議を行なう。レポートは、冊子としてまとめ、研究の成果物にするとともに、今後の研究の基礎資料とする。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 子どもの表現活動について「造形素材研究」を通じて、理解と考え深めながら、造形教育の実践的指導力を身に付ける。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 ①出席、②制作活動、③レポート、④発表、⑤授業の参加態度などをもとに、関心・意欲・態度、知識・理解、表現力などの観点から総合的に判断する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 ◯テキスト:適時指示する。
 ◯参考文献:適時指示する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 ◯造形素材研究、及び、レポートの作成等、授業外での学習が不可欠となるので、留意すること。
 ◯場合によって、学外の図画工作の授業、美術館、イベント、ワークショップ等、造形教育諸機関での、取材、見学、発表なども、研究を進める上で、重要となるので留意しておいてください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ◯研究の根底に「子どもの視点」をもち、自ら進んで学習に挑んでください。
 ◯レポート作成や研究発表に際して、デジカメやPC機器を有効に活用してください。
 ◯他学年、他学科の学生が一緒に学びます。ゼミ生同士の連絡、交流を密にして研究を進めます。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ・オリエンテーション(授業の目的、内容、方法、評価などについて)。
【第2回】
 ・造形素材研究A ①「自然材」
【第4回】
 ・造形素材研究A ②「自然材」
【第5回】
 ・造形素材研究B ①「人工材」
【第6回】
 ・造形素材研究B ②「人工材」
【第7回】
 ・造形素材研究C ①「描画材」
【第8回】
 ・造形素材研究C ②「描画材」
【第9回】
 ・造形素材研究D ①「環境・人・かかわり」
【第10回】
 ・造形素材研究D ②「環境・人・かかわり」
【第11回】
 ・造形素材研究をもとにした題材研究とレポート作成
【第12回】
 ・発表と協議①
【第13回】
 ・発表と協議②
【第14回】
 ・レポートの提出と発表と協議③
【第15回】
 ・授業のまとめと「研究冊子」の作成。