Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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手話コミュニケーション入門 I 根本 友己
選択  2単位
【自己啓発(短大)】 14-1-1333-3773-06A

1. 授業の内容(Course Description)

 ①聴覚障害でのコミュニケーションの課題について理解し、コミュニケーションにおける手話の意味を学ぶ。
 ②手話技能の入門学習として、手話にて日常の簡単な会話ができるようにする。
 ③手話を通して、聴覚障害者の社会的問題にも触れて、聴覚障害者への理解が進むようにする。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ①聴覚障害者の表現する簡単な手話が理解でき、挨拶、自己紹介など簡単な日常会話を手話で話せるようになる。
 ②手話を通して聴覚障害教育の実際についても理解が進む。
 ③聴覚障害者の暮らしを知り、理解を深めることにより共生意識を持つことができる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 手話技能習得40%、出席20%、レポート20%、聴覚障害理解20%。
 出席10回未満の者は単位認定しない。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト...『新・手話教室入門』(全国手話研修センター)、随時配布プリント
 参考文献...手話関連本(授業時に紹介)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 テレビでの手話ニュースや聴覚障害や手話についての番組を積極的に視聴する。
 聴覚障害学生と交流する機会をもつ。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 これまで手話を学んだことのない学生を対象としている。聴覚障害者に接する仕事をしたいと考えるものは続けて手話コミュニケーションⅡだけでなく、応用も学んでほしい。また、手話技能を高めるためには日常的な使用が必要なので、手話サークル等で学習を継続させることが必要。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 この科目のオリエンテーション、および(実技)指文字、数 (講義)コミュニケーションとは
【第2回】
 (実技)自己紹介1(名前、所属等) (講義)手話の特徴、指文字とその成り立ち
【第3回】
 (実技)自己紹介2(家族、出身等) (講義)聴覚障害者の生活
【第4回】
 (実技)自己紹介3(趣味) (講義)聴覚障害の基礎知識
【第5回】
 (実技)自己紹介4(数字を使う) (講義)乳幼児の聴覚障害
【第6回】
 (実技)自己紹介のまとめ、相互確認 (講義)言語獲得と教育指導
【第7回】
 (実技)一日の生活、時間、生活動作等 (講義)聴覚障害者への福祉制度、支援組織
【第8回】
 (実技)1か月の生活、予定、時の経過 (講義)聴覚障害のための学校1
【第9回】
 (実技)1年の生活、季節、行事等 (講義)聴覚障害者のための学校2
【第10回】
 (実技)明日の予定を話しあう等 (講義)聴覚障害者のための大学等
【第11回】
 (実技)健康、身体の状態の会話等 (講義)聴覚障害者と職業1(社会制度等)
【第12回】
 (実技)○○に誘う、断る等 (講義)聴覚障害者と職業2(職業生活の現状等)
【第13回】
 (実技)尋ねる、質問する等 (講義)聴覚障害者の社会生活1(生活全般)
【第14回】
 (実技)手話歌を楽しむ (講義)聴覚障害者の社会生活2(余暇活動等)
【第15回】
 まとめ、テスト