Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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言語と社会活動 宇佐美 洋
選択  2単位
【こども教育】 14-1-1334-2731-06A

1. 授業の内容(Course Description)

 われわれは言語を,まずは自らものを考えるために使います。そしてその次の段階として,言語を用いて周囲の人とつきあい,コミュティの活動に参加するとともに,そこで生じるさまざまな問題を解決し,改善していくために使っています。つまり,言語の機能について考えようとする際,社会活動との関わりを抜きにして論を進めることはできません。
 この授業の中では,現実の社会活動の中で言語がどのように使われているのか,また実際に使われた言語が周囲の他者によってどのように評価されうるのか,ということを,グループワークやその発表などを通じ,参加者全員で考えていきます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 実際の社会活動を行う場合,自分はどのように言語を使用しているのか,ある場面において使用した言語運用が,周囲の人にはどのように評価されてしまっているのか,ということについて,まずは自ら内省できるようになることを目指します。さらにそのうえで,その場面にふさわしくかつ効果的な言語使用とはどういうものであるかについて,自律的に考えていけるようになることを目指します。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 平常点50%(振り返り小レポートも含む),最終試験50%

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 特にありません。必要あれば適宜授業内で指示します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 授業で扱った内容についての振り返りレポートを適宜書いてもらうことがあります。
 授業内ではグループでの話し合いとその発表を重視します。授業時間内で発表内容をまとめきれなかった場合,授業時間外にグループメンバーが適宜集合し,発表準備を進めてもらう可能性があります。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 この授業は「参加型授業」です。単に教師が知識を与えるのでなく,学生同士の話し合いの過程で,他者から学び,異なる考え方を調整していけるような力を身につけてもらうことを目標としています。したがって,まずは「授業に参加する」ということが何より大切です。授業に積極的に参加することで,学生同士の人間関係も広げていってください。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 外国人の書きことばに対する評価(作業)
【第3回】
 外国人の書きことばに対する評価
(ディスカッション)
【第4回】
 外国人の書きことばに対する評価
(プレゼンテーション準備)
【第5回】
 プレゼンテーション・振り返り
【第6回】
 振り返りまとめ 「人間関係づくり」メール文作成演習
【第7回】
 「人間関係づくり」メール文の評価
(ディスカッション)
【第8回】
 「人間関係づくり」メール文の評価
(プレゼンテーション準備)
【第9回】
 プレゼンテーション・振り返り
【第10回】
 外国人にとってわかりやすい文書の作成
(ガイダンス)
【第11回】
 外国人にとってわかりやすい文書の作成
(作業)
【第12回】
 外国人にとってわかりやすい文書の作成
(プレゼンテーション準備)
【第13回】
 プレゼンテーション・振り返り
【第14回】
 責任を伴う評価・自己評価を踏まえた言語活動
【第15回】
 学期のまとめ