Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

言語生活 II 奥村  徹
選択  2単位
【初等教育】 14-1-1334-3215-10A

1. 授業の内容(Course Description)

 後期に続き、身近な言葉を観察・分析していく予定です。ただ、身近な言葉をそれだけ見ているのでは、波しぶきを見て、海全体を判断するような滑稽な議論に陥る危険があります。ことばは、変化し続けてきたし、今も変化し続けているし、今後も変化し続けるでしょう。
 私たちの身近なことばも、変化の中で捉えることで、新たな理解が生まれるはずです。ことばのルールとは、守らなければならない面倒なものではなく、まさに、私たちが、日々、作っていくものなのではないでしょうか。
 ことばについて、既成の価値観を押し付けあうのではなく、様々なデータを参考にして、自分なりの考えを持ってもらいたい、というのが私の希望です

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 言語の変化について、基礎的な知識を身につけ、自らの言語生活について、客観的に観察し、分析する視座を持つこと

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 毎回、簡単な感想・意見・質問を書いてもらう予定です。それと平常点を合わせ、30%
 期間中、2回書いてもらう予定のレポートを2回合わせて50%
 参加者の人数にもよりますが、発表形式の授業が可能なら、それを20%

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 井上史雄著『日本語ウォッチング』岩波新書 ・・・必ず、授業時に携帯のこと

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 上記、教科書の該当範囲を予習すること

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 日本語教員養成コースのガイダンスに出席しておいてください

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 授業説明、ラ抜きことば(1)
【第2回】
 ラ抜きことば(2)
【第3回】
 ラ抜きことば(3)
【第4回】
 ~じゃん(1)
【第5回】
 ~じゃん(2)
【第6回】
 ~じゃん(3)
【第7回】
 チョー(1)
【第8回】
 チョー(2)
【第9回】
 うざい(1)
【第10回】
 うざい(2)
【第11回】
 専門家アクセント(1)
【第12回】
 専門化アクセント(2)
【第13回】
 新方言
【第14回】
 言語の変化と「乱れ」
【第15回】
 授業のまとめ、レポートの講評