Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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日本史籍講読5- IV 小林 昌二
選択必修  2単位
【史】 14-1-1340-1715-14A

1. 授業の内容(Course Description)

 本授業は、日本史史籍講読5C− I に続くものです。
 日本古代史の史籍で平安初頭に編纂された編年史料の『続日本紀』をテキストとして、順次に精読していきます。今年度は、最初の8世紀初めの天平15年5月朔条から始めます。毎回の精読の進度は、テキスト1頁程度です。
 本授業の目的は、聴講者における次の主な力量の涵養です。
  ①上記テキストの読解方法を知り、読解力を養う。
  ②テキスト記載の古代史の具体的な知識力を養う。
  ③テキスト記載に関連する領域への関心と知識力とを養う。
  ④テキスト以外の史籍への応用力を養う。
 これらの能力を涵養するために本講読の進行に当たって、受講者は、テキストについて毎時の該当個所を予習して聴講しなければなりません。
 授業では、出席簿順に該当個所を素読し、内容の理解を述べることをもとにして進め、その上で素読の当否や内容理解の解説を行います。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 授業で該当個所を素読し、内容の理解を述べることができるように予習をしているか。その上で、小テストで基本の素読の当否や基本問題の内容理解が復習できているかを確認します。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 第1に、各回の授業で予習がなされているか、授業出席点として50%、
 第2に、小テスト50%、計100%の方法で成績を評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 黒板 勝美 校訂『國史大系3新訂増補普及版「続日本紀」前編』(吉川弘文館)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 必ず予習して出席してください。小テストには必ず復習をして臨んでください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 史料を読む上での基本を学ぶ科目であることを考えて受講ください。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 テキストの解説と授業の進め方について説明する
【第2回】
 テキスト174頁『続日本紀』巻第十三 天平十五年五月乙丑条~
【第3回】
 テキスト175頁
【第4回】
 テキスト176頁
【第5回】
 テキスト第一回小テスト
【第6回】
 テキスト177頁
【第7回】
 テキスト178頁
【第8回】
 テキスト179頁
【第9回】
 テキスト181頁
【第10回】
 テキスト第二回小テスト
【第11回】
 テキスト182頁
【第12回】
 テキスト183頁
【第13回】
 テキスト184頁
【第14回】
 テキスト185頁
【第15回】
 まとめとテキスト第三回小テスト